夢みるアドレセンスが語る、メジャーデビューの意味 「報告を受けたとき、感極まって泣いちゃった」

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 夢みるアドレセンスが、3月18日にメジャーデビューシングル『Bye Bye My Days』をリリースした。彼女たちは、人気ティーンファッション誌モデルを中心とて結成された5人組アイドルグループであり、現在は女優としても活躍するメンバーもいるなど、幅広い芸術性を持つ集団だ。記念すべきメジャー1作目となった同作は、表題曲のサウンド・プロデュースを松隈ケンタ(SCRAMBLES)が、作詞作曲編曲を田仲圭太(SCRAMBLES)がそれぞれ務めたほか、カップリングの「DATE COUNT FIVE」は、Negiccoなどを手掛けるconnieが作曲を、□□□の三浦康嗣が作詞・編曲を行っているなど、良質な作家陣を招聘している。今回リアルサウンドでは、メンバー5人にインタビューを実施。聞き手は、当サイトでの連載『宗像明将の現場批評~Particular Sight Seeing』において、彼女たちのライブを評した音楽評論家の宗像明将氏が務める(参考:2015年アイドル界のブレイク筆頭?  夢みるアドレセンスに加わった“最後のピース”とは)。

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小林玲

「自分たちの個性を失くさないまま自分たちらしくしている」(小林)

――自己紹介をお願いします!

荻野可鈴:夢みるアドレセンスのリーダー、荻野可鈴です。19歳です。よろしくお願いします。

山田朱莉:高校3年生18歳、大阪府出身「あかりん」こと山田朱莉です。よろしくお願いします。

志田友美:高校3年生18歳、「ゆうみん」こと志田友美です。よろしくお願いします。

小林玲:高校2年生17歳、小林玲です。よろしくお願いします。

京佳:夢アドの末っ仔、中学3年生15歳、京佳です。よろしくお願いします。

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荻野可鈴

――2012年の結成当時は、京佳さん以外は皆さん「ピチレモン」の専属モデルだったんですよね。モデルからアイドルになったときはどういう感覚だったんですか?

志田友美:音楽活動を始めたときに「アイドルってなんだろう?」ってわからなくて戸惑ってました。

荻野可鈴:でも今も特別にがんばってるわけじゃなくて、自分たちらしくていいと私たちは思ってるので、自分たちの気の向くまま自由にやらせてもらってます。

小林玲:ひとりひとりの個性が強いと言われるんですけど、自分たちの個性を失くさないまま自分たちらしくしています。

――モデルからアイドルになっても、そんなに大きな変化はなかった感じですか?

山田朱莉:もともとファンの方とイベントとかで交流はあったので。

荻野可鈴:ファンの方と全然話したことがない、とかではなかったんです。そういう面では戸惑いは全然なかったです。

――国際フォーラムのワンマンライヴ(2014年12月29日)でメジャー・デビューを発表した段階で、シングル2枚がベスト10に入ってたので「夢みるアドレセンスってまだメジャーじゃなかったんだ?」って声も多かったですよね。ご本人たちの実感はどうですか?

小林玲:「よっしゃ、メジャー・デビューだ」という気持ちはあるんですけど、実感はまだちょっとずつ湧いてきたって感じで、リリースされる当日になってみないとわからないからソワソワしてます。

志田友美:今ツアーやリリイベでファンの方に「おめでとう」と言われて実感が湧いてきた感じです。メジャー・デビューするとCDが全国に置かれるじゃないですか、それがとにかく嬉しくて、早くメジャー・デビューになってほしいなと思います(笑)。

――志田さんのご実家は岩手ですよね。CDショップに夢みるアドレセンスのCDは置かれてないんですか?

志田友美:ないんです! だから家族が探しにいくと、いつも取り寄せになっちゃって。でもメジャー・デビューできっと置かれる!

荻野可鈴:発表されたときに「いよいよか」と思って決心した気持ちもあったし、不安な気持ちもあったんです。でも「Bye Bye My Days」はライヴで歌いながら元気をもらえて、メジャー・デビューの曲で良かったと思ってるので、もっとがんばらないとなと思います。

京佳:「メジャー・デビューするよ」って報告を受けたとき、ひとりで感極まって泣いちゃったんです。結成当時は「メジャー・デビュー」という言葉も知らなかったし、私たちにはメジャー・デビューもないと思ってたんです。「Bye Bye My Days」のレコーディングしてるときも、春に向かう私たちにピッタリな曲なので、そこからだんだん実感が湧いてきましたね。でも発売日の3月18日になってみないと100%の実感は湧いてこないです。たくさん「おめでとう」と言われたり、CDが置かれてるのを見て、じわじわ実感するのかな?

山田朱莉:うちはそういうのに本当に疎くて、メジャー・デビューって言われたときも「よく聞くやつや! すごい! ポカーン」という感じでわからなかったんです。でも取材でも、ファンの方からもメジャー・デビューの話題をしていただいて。大人のスタッフさんが増えて、挨拶する機会も増えて、そういう行程を踏んで「ソニーさん(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)と契約したんだ」と実感してきました。

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京佳

――ソニーの人たちはどうですか?

山田朱莉:優しい! めっちゃ堅いイメージがあって緊張してたんですけど、すごく皆さん気さくで優しくて、うちのピヨピヨにも付き合ってくれて! みんなが「おつかれさまです」とか言ってても、うちが「(高い声で)ピヨ!」って言うと「ピヨ!」って返してくれるんです。

――そのピヨピヨって何ですか……?

山田朱莉:ただの口癖です! 特に深い意味はないんですけど。そんなアホみないなことにも付き合ってくれます。

――意識の面で変わったところはありますか?

小林玲:体力をつけていかないとなと思いました。曲数もライヴの数も増えいくので。

志田友美:取材が増えてきたけど、私は言葉がわからないんですよ。日本語が危うくて。

――取材中にそう言われると不安になってきました。

志田友美:わかりますか?(笑) 日本語を覚えつつ、取材も気合いを入れてがんばってます。

荻野可鈴:メジャー・デビューするとライヴが増えるのかなと思ってて、ライヴが好きだしファンの方に見てほしいのでワクワクしてるけど、体力や表現力をもっとつけないとなと思ってます。私たちの曲って、「Bye Bye My Days」みたいなアップテンポの曲もあるし、「秘密」みたいなバラードもあって、いろんな曲があるのも特徴だと思うし、いろんな表情を見せられると思うので、そういうところでファンの方に楽しんでもらえたらいいなと思います。

京佳:メジャー・デビューするとどんどん自分たちの露出が増えるし、ツアーとリリイベも同時進行でしてるし、体力をつけて魅了させられるといいなと思います。

――みなさん体力のことを気にされてますね……?

京佳:メンバーの中で一番体力がないので、最近走ったりジムに行ったりしてます。

山田朱莉:ソニーさんという名前もついたわけで、チャンスも増えて、いろんな人に見てもらう機会も増えたわけですけど、パフォーマンスがついてかないと恥ずかしいので、メジャーにふさわしくパフォーマンスを上げていきたいですね。

――みなさん意外なほど自己評価が低いですね。

全員:まだまだだよね。

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