LAMP IN TERREN、未来への希望に満ちたリキッドワンマン 「みんながいたから続けられた」

テレン、希望に満ちたワンマン公演

 LAMP IN TERRENが、ワンマンツアー『GREEN CARAVAN TOUR』セミファイナル公演を、10月15日に恵比寿リキッドルームにて開催した。同ツアーでは6月から全国7カ所で公演を行なってきており、これがLAMP IN TERRENにとって、2度目のワンマンツアーとなる。

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 鳥のさえずりをBGMにメンバーがステージに現れ、松本大(Vo./Gt.)がツアータイトルにも用いられている「キャラバン」の1フレーズをアカペラで歌い出すと、観客がはっと息を飲み、フロアに心地よい緊張感が走る。続く「林檎の理」では「歌える?」と松本が呼びかけ、緊張感をほぐしていった。そのままカウントし、川口大喜(Dr.)の軽やかなドラムと中原健仁(Ba.)の弾むようなリズムに乗せて、「ランデヴー」、よりロック色の強い「Grieveman」と次々に熱気あふれるパフォーマンスを見せた。

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 MCでは松本が、バンド創設メンバーである大屋が昨年10月24日に復帰して1年経つという感慨深さを語ると、バンドの魅力の一つである松本の優しく色気のある歌声を披露していった。イントロを2度弾くというハプニングもありながら、「魔法のような思い出を作りたい」とMCで語った通り、1曲1曲に熱い思いがこもっていることが伝わるパフォーマンスが続く。中でも「ボイド」では松本の叫ぶような歌声や、大屋真太郎(Gt.)の力強い演奏も見られ、ギラギラとした思いがぶつかってきた。

 ライブ中盤では、会場限定シングルに収録した「heartbeat」「pellucid」を披露。「heartbeat」というタイトルには、「パソコンの信号」と「心臓の鼓動」という2つの意味が込められている。映画『何者』で劇中歌として菅田将暉が歌唱する「pellucid」は、あまり学校に行っていなかった自身の高校時代を思い出して書いた、松本なりのラブソングだという。

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