THE RAMPAGEはEXILE TRIBEの“いいとこ取り”グループだった? 5つのポイントから検証

 1月25日、EXILE TRIBEからついにTHE RAMPAGEがデビュー。今までにEXILE TRIBEから生まれたユニットの中でも一番といえるほどの勢いをすでに持っていて、まさにグループ名通り「暴れまわる」という言葉が似合う活躍を見せている。

 そんなTHE RAMPAGEのライブを筆者が初めて生で見たのが『BREAK OUT祭 2017』。その時思ったのが「このグループはヤバい!」という衝撃だった。何がヤバいのか? このTHE RAMPAGEというグループは、EXILE TRIBEの各グループのいいとこ取りなのだ。このことについてTHE RAMPAGEの特徴とEXILE TRIBEの各グループの特徴を照らし合わせてみた。

大きな会場でのライブを満遍なく盛り上げる準備ができている

 THE RAMPAGEはボーカル3人、パフォーマー13人の16人グループだ。さすがに人数が多いなと感じるかもしれないが、アリーナクラスの会場でライブをする機会が多いEXILE TRIBEでは、決して多いとは限らない。これを体現しているのがEXILEだ。HIROはEXILEのパフォーマを増やした理由に新陳代謝だけでなく、大きな会場で満遍なくパフォーマンスを届けられるようにという考えも持っていたので、THE RAMPAGEはこのHIROの思いを体現できるグループといえるだろう。

本格志向のパフォーマンスで魅せる

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Get Ready to RAMPAGE Introduced by ANARCHY」

 THE RAMPAGEの楽曲の中に「Get Ready to RAMPAGE」というパフォーマーをフィーチャーしたものがある。これは13人のパフォーマーがクラブやストリートで行われるようなダンスバトルやセッションを繰り広げるといった演出になっていて、ストリートダンスシーンを色濃く再現しているのだ。こういう本格志向なパフォーマンスは、THE RAMPAGEがツアーを帯同したEXILE THE SECONDに通じるものがある。THE SECONDのパフォーマーは全員クラブシーン上がりのダンサーであるし、ボーカルのSHOKICHIもクラブでずっと歌ってきた生粋のシンガーだ。NESMITHのブラックな歌唱なんて誰にも真似できないだろう。しかし、THE RAMPAGEもまた、その流れを汲んだドープなパフォーマンスが出来るグループなのだ。

EXILE TRIBEの次世代を担う存在

 THE RAMPAGEはEXILE TRIBEの中で一番末っ子になる。その上にGENERATIONSがいるのだが、今後はこの二組がEXILE TRIBEの勢いを担っていくことになるだろう。やはり若さからくるがむしゃらさというのはその時しか見れないし、応援したくなるもの。人数や音楽性が違うので、どっちがいいかというのは完全に好みだが、これからEXILE TRIBEを背負っていくという点では同じ要素を持っているのではないだろうか。

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