欅坂46 平手友梨奈&長濱ねる、『残酷な観客達』での絡みにファン悶絶 ふたりの親密な関係に迫る

平手&長濱、ドラマを超えたコンビ愛に迫る

 欅坂46主演ドラマ『残酷な観客達』(日本テレビ)第2話では、教室に閉じ込められた21人が早くも全員脱出するという急展開を迎えた。とは言え、リセットされたという言葉の方が正しく、脱出しても同じことが繰り返される、終わりの見えない絶望感を漂わせながら第3話へと続く。

 2話を終えた時点では、平手友梨奈と長濱ねるのコンビを中心に物語は進んでいる。ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京)のように、各メンバーの背景を掘り下げていく展開は今のところない。

 みんなの先頭に立って脱出を試みるヒロイン・葉山ゆずき(平手友梨奈)と、「私、ゆずきとなら死ねるよ」「そのくらい、あなたが大切ってこと」と囁き、ゆずきを温かく見守る親友・永嶺みこ(長濱ねる)。幼馴染みのような関係にあるふたりだが、葉山が「そこには私の知らない親友がいた」と感じてしまうように、永嶺は秘密を隠すミステリアスなヒロインとして異様な存在感を放つ。今のところ物語は、ふたりのプラトニックな恋愛ストーリーと言っても過言ではない。

 平手と長濱は、欅坂46でもトップクラスの人気を誇っており、そのポテンシャルの高さからグループを担っていく存在と言われている。ドラマの中だけでなく、欅坂ファンの間では仲の良いコンビとして有名なふたり。彼女たちの愛称から"てちねる"と呼ばれ、長濱のブログには平手とのツーショット写真が頻繁に登場、ラジオでの仲の良いやり取りはまるでカップルのようだ。

 平手がラジオ番組で同ドラマについて語ったエピソードでは、「ねると一緒にいることが多くて、できるだけ一緒にいるようにしたりとか、役名で呼び合ったりとかしてるんですけど、なんかねるが、最近私にすごいベタベタくっついてきて、段々それがエスカレートし始めて、普通に机で寝始めてたら上から覆い被さるように抱きついてきたり、普通に歩いてたら抱きついてきたりとか」と明かしている。また、宿泊したホテルが一緒の際に、平手のベッドに長濱が入って来て寝てしまうというエピソードも披露。プライベートではドラマ以上にラブラブな関係であることが窺える。

 一方長濱は、BUBKAのインタビューにて、デビュー前に平手と毎朝5時に早朝ランニングを行っていたことや、初めてアンダーポジションとしてライブに出る時、早朝のダンスレッスンで平手が直接教えてくれたり、家で観られるようにと動画撮影に協力してくれたことを語っている。

 現在、平手は15歳、長濱は18歳。年齢が少し離れているにもかかわらず、ふたりが深い絆を築けたのは、グループに対して共通の想いを抱いていたからだ。平手は自覚的にグループを背負い、“すべてはグループのために”と仕事に臨んでいた。しかし、グループ全体を最優先に考える平手と他のメンバーとの間には温度差があったという。また、特殊な加入経緯で遅れて欅坂46に参加した長濱も、外からグループを見て少なからず危機感を抱き、アンダーグループのけやき坂46を牽引する立場としての責任感を持っていた。置かれた立場は違うが、互いに共感できるものを持っていたと言える。また、結成当時の最年少と後から加入した者、孤高のふたりというのも仲を深めるきっかけだったのではないだろうか。(参考:『BUBKA』2016年8月号掲載 けやき坂46長濱ねるインタビュー「17歳の地図」

 長濱のファンの間では語り草となっている公式ブログの記事がある。長濱が「てちとご飯に行きました。いっつも周りを考えているてち。いっつも気を張っているてち。帰りの電車で私の肩に寄りかかって寝てる姿が愛おしくて、絶対にこの子を守ろう、支えようって心から思いました。初めての感情でした。いつもありがとう」と綴る内容からは、単に仲良しというわけではない、ふたりのただならぬ関係性が見て取れる。

 単純に可愛いという理由だけでなく、今後センターを競い合うライバル関係であり、お互い高めあう戦友のような関係があるからこそ、ドラマの中でも深い結びつきを持つ関係として二人が描かれているのが、ファンにとってたまらない展開なのである。

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