AKB48 チーム8、個人Instagramと755を開始 メンバーたちの新たな“個性”は発掘されるか?

 AKB48・チーム8メンバーが、7月25日前後より個人のInstagramと755を開始した。

AKB48 Team 8公式ホームページより

 47都道府県に1人ずつ代表を持つチーム8は、これまでグループのFacebookアカウント、「北海道・東北エリア」など、エリア毎の755アカウント、メンバー個人配信用のSHOWROOMアカウントといったSNS、配信アカウントが存在していた。公演中の撮影OKなど、AKB48の中でも一線を画す取り組みを行ってきたチーム8であるが、Instagramや755といった“個人”のSNSに限っては慎重な印象があった。

 2016年、「選抜総選挙 × SHOWROOM」企画での中井りか(NGT48)の躍進に続くように、今年同企画で名を馳せたのがチーム8の大西桃香であった。“SHOWROOMの女王”と呼ばれた中井が、連日連夜配信をしても、ポイントは引き離れていく一方という独走状態で、“新SHOWROOMの女王”となった大西。残念ながら選抜総選挙で彼女の名前が呼ばれることはなかったが、頑張りとユーモア、配信に家族が登場するなど話題作りに事欠かさない彼女の姿勢は、ファンの間で広く認められている。

 今回、チーム8のメンバーでInstagram、755をスタートしたのはそれぞれ40名(AKB48 Team 8公式HP)。Instagramは、横山結衣、大西桃香、阿部芽唯、倉野尾成美、755は、早坂つむぎ、横道侑里、阿部芽唯、山田杏華が開始を控えている(7月28日時点)。AKB48グループのこれまでを振り返っても、一度のタイミングでこれだけのメンバーがSNSをスタートさせたことは前例がない。Instagramにて40名全員をフォローすると、絶えずチーム8メンバーの写真が流れてくるタイムラインが出来上がる。今春、Twitterが17歳以上の年齢制限を設け、アカウントを凍結せざるを得ないAKB48メンバーが続出した。それを受けてのInstagramという選択なのだろう。

 沖縄での選抜総選挙時、倉野尾が755のエリアアカウントに「彼女とデートなう。に使っていいよ」のプライベートショットを大量アップし、話題になった。その彼女が755のみに専念するというのも面白いが、注目はやはりInstagramを始めたメンバーに集まるだろう。今やInstagramは「インスタ映え」といった言葉が流行するなど、若い女子のユーザーが多いイメージがある。“指原警察”として、Instagramに対して毒づいていた指原莉乃(HKT48/STU48)が、今ではすっかりオシャレ女子としてInstagramを使いこなし、Instagram特集号の『CanCam』(2017年7月号)では表紙を飾っている。

 一斉にスタートしたチーム8のInstagramで現在、トップのフォロワー数を誇るのが一人9000人を突破している山田菜々美。このフォロワー数が、多くのメンバーと“禁断の仲”にある彼女の女子受けの良さを物語っている。次点では、ティーンズ誌のモデルを務める小栗有以が約8300、岡部麟が約7300、長久玲奈が約7100と続く。

 ここで注目したいのが、岡部と長の2人。岡部はチーム8のコンサートイラストを描き、チーム8のオリジナルキャラクター「エイトくん」のLINEスタンプも販売しているほど、イラストが得意なメンバーだ。以前取材にて話を聞いた際に彼女は、「いつか個展を開きたい」と話していたが、Instagramはその才能が遺憾なく発揮されたものとなっている。先日発売された『装苑』(2017年9月号)にてオサレカンパニーの茅野しのぶが特別に作った衣装を着て、大人びた姿を見せた長は、取材時に「夢はシンガーソングライターとモデルの両立」と語ってくれた。愛らしい姿を見せる一方、Instagramのアイコンはサングラスにアコースティックギターと奇抜な写真である。

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