乃木坂46 伊藤万理華、初個展『脳内博覧会』会見で卒業の心境語る「もうやり残したことはない」

伊藤万理華、初個展で卒業を語る

 乃木坂46の伊藤万理華が10月4日、GALLERY X BY PARCO(東京)にて10月5日〜15日まで開催される初の個展『伊藤万理華の脳内博覧会』のメディア内覧会に登場し、同個展に対する想いや、卒業についての心境を語った。

伊藤万理華

 同展示会は、ファッション、アート、カルチャーにとどまらず鉱石や苔までも愛し、独自の視点で世界を見つめる伊藤万理華の脳内に迫り、彼女のやりたいことをとことん追求した個展。展示会の開催について伊藤は、「いちから制作に関わってきたのは初めてだったので、すごく大変だったんですけど、やっと形になったので嬉しいです」と喜びを示した。

 展覧会には、伊藤がスタイリングした「ファッション・シューティング写真展示」、彼女がアートディレクション担当した「脳内ROOM」、柳沢翔が監督を務める「オリジナルショートフィルム」などを展示。そのほか、本人をはじめ、生駒里奈、井上小百合、斉藤優里、 桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美といった乃木坂46メンバーがモデルとして参加する「犬会 写真展示」や、会場限定グッズなども並ぶ。自身の私服などの展示について伊藤は、「なんならもう引っ越したい勢いです。部屋スッカラカンです。もう何もないので、ここにしばらく住んでもっていうレベルです(笑)」と語った。

展示写真

 先日10月2日に乃木坂46からの卒業をブログで発表した伊藤。卒業を考え出したのは、今回の個展の準備中だったという。6年間所属しているグループからの卒業について、今の心境を聞かれた伊藤は「ここで自分の存在意義をみなさんに伝えられるって思ったら、それを制作してる期間にやり切っている感じがするし……。それが世にいい意味で伝わるなら、すっきりしそうだと思った」と、卒業を決意した理由を明かした。また、乃木坂46としてやり残したことを聞かれるも、伊藤は「これ(個展)ができたので、もうやり残したことはないです」と打ち明け、卒業まではメンバーやファンに感謝を伝える期間と語った。

 周りのメンバーの反応を聞かれた伊藤は、「寂しがるって言うより、今回の個展を開くことに対して、すごく喜んでくれたんで。『好きなことやってる姿がすごい好きだよ』って言ってくれる子は何人もいるんで、そういう子に助けられたなって思います」と語り、同時にメンバーにはっきり卒業のことは相談せず、タイミングも自分自身で決めたことを明かした。

 さらに卒業後について聞かれた伊藤は、同展示会でアートディレクションやデザイン、プロデュースに携わったことを例にあげ、「自分の好きなものを発信していく人にはなれたらいいかなと思います。でもそんな具体的には決まってないです」と語った。

グッズコーナー

 最後に伊藤は、「自分で表現したかったものが、やっとこういうタイミングで実現できた」「『あ、乃木坂にこういう子がいるんだ』っていう意味で、珍しがって見てほしいです」と入場者にメッセージを送った。

(取材・文=泉夏音)

■イベント情報
『伊藤万理華の脳内博覧会』
場所:GALLERY X BY PARCO (渋谷区宇田川町13-17)
期間:10月5日(木)〜10月15日(日) 
10:00〜21:00(※最終は18:00閉場)
入場料:¥500(※入場特典ポストカード付)
お問い合わせ:03-6712-7505(GALLERY X BY PARCO ※営業時間中のみ)

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