V6、ステージ裏から伝わる“チームの絆” 井ノ原快彦と三宅健を熱くした妄想トークとは?

 現在、約2年ぶりとなるツアー『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』を行なっているV6。三宅健がパーソナリティを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』(bayfm)では連日、ツアー期間中ならではのメンバーとスタッフたちの仲睦まじいやりとりが語られている。マネージャー陣や衣装部の方々……ファンからはふだん見えないところにいる人たちが登場する“THE内輪ウケ”の話。だが、三宅の丁寧なトークで、その内輪に入れてもらえたように楽しめるのだ。

 10月2日放送回では、森田剛が男性マネージャーを「ママー! ママー‼」と呼び始めたこと。それを、面白がった井ノ原快彦と三宅が「森田くんちのおばさん、森田くんが呼んでるよ」と合わせている話で盛り上がる。一気に“少年V6”たちの姿が思い浮かんで、自然と頬が緩む。さらに、森田が「俺いま反抗期だから! 俺のこと中2だと思え!」とグレ始めたから、さあ大変(笑)。“ママ”呼びから、一気に“ババア” 呼びへと変化してしまったのだ。だが、そんな反抗期・ 森田のことをマネージャー本人が「反抗期はいつか終わりますから」と愛情たっぷりに受け止められているから、またおかしい。

 だが今度は、その森田の「ババア」という呼び声が、今度は早着替えを手伝ってくれるベテランの衣装さんたちの耳に入り、「ねぇ、今ババアって言ったわよ、誰のこと言ってるのかしら。え? あたしのことかしら」と、衣装室でざわめきが起こる。衝立越しにマッサージをしていた井ノ原がそれを聞きつけ、「おい、剛! 健!」と呼び出して、笑いながら共有している様も微笑ましい。

 ちなみに、20年以上お世話になっている衣装さんふたりが所属している会社名が“キマエラ”であることを最近知った三宅。「どういう意味なんだろう」と井ノ原と三宅が話していたところに、本を読んでいた岡田准一が「(キマエラって)ギリシャ神話の珍獣だよ」と、つぶやく。まるでコントの前フリのようなアシストっぷりで、その風景を思い描いただけでもニヤけてしまう。インターネットで“キマエラ”と検索し、ライオン・山羊・蛇が三位一体となって同じ方向を向いている珍獣を「何これ」と覗き込む3人。

 やがて、三宅と井ノ原が「“あたしたちもさ、化物みたいなものだからさ”なんて言ってさ、ギャグでキマエラにしたんだったらどうする?」「もうひとりいたんじゃない? “私たち、このキマエラみたいに全員同じ方向を向いてさ、3人で一つになってさ、やっていきましょうよ”みたいな話になったんじゃない?」と妄想が膨らんでいったのだそう。そして、 その様子を岡田がニマニマ見ていたというのも、手に取るように想像できる。

 井ノ原と三宅のイマジネーションは加速して、事細かにセリフを決め、メンバーのひとりがマッチこと近藤真彦のコンサート直前にスパンコールと共に去る、というドラマチックな展開まで発展。ついには『キマエラ3姉妹』というタイトルで、「『軍師官兵衛』の力を使って、NHKの朝ドラに売り込みができないか」とまでヒートアップ。しかも、衣装さんたちに確認すると、社名の由来部分はドンピシャで当たっており、三宅が大喜びで井ノ原のもとへ駆けつけて「井ノ原くん! 俺たちの想像、完璧合ってたよー」と報告。腹がよじれるほど笑ったのだというが、その姿を想像したリスナーも大笑いだ。もちろん、スパンコール事件はフィクションに終わったが(笑)。

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