レイザーラモンRGが熱く語る、サザンオールスターズへの愛「“刺さる曲”を毎年のように出している」

レイザーラモンRGが語るサザンの魅力

 MTVが上質なオトナの時間をお届けする番組『オトナの青春名曲BAR』にて、8月は特別編としてサザンオールスターズの40周年を記念した特集を放送する。サザンオールスターズの40年の栄光の歴史の中から、著名人が厳選した名曲を毎週90分、4週にわたって放送する内容だが、その第1回目に登場するのがレイザーラモンRGだ(初回放送日:8月4日24時〜25時30分)。

 今回、リアルサウンドではMTVとコラボレーションし、番組の特別編としてレイザーラモンRGにインタビュー。放送された選曲をもとに、サザンオールスターズの魅力と自身との思い出を語ってもらった。(編集部)

※選曲リストはこちらのページを参照

気がつけば横にサザンがいた

ーーサザンオールスターズとの出会いは?

レイザーラモンRG:小学校の1年か2年くらいかな。じいちゃんが、サザンがTVに出ていたときに一緒に観ていて、その時に初めて意識したんだと思いますけど、その頃はむちゃくちゃハマったというよりかは、ヒットソングとして聴いていたんです。それからかっちり「ああ、ええ曲やな」と思って聴きまくったのはサザンオールスターズではないですが、KUWATA BANDがきっかけなんです。「BAN BAN BAN」「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」「MERRY X'MAS IN SUMMER」をめちゃくちゃ聴いてましたね。そこから桑田さんの声にハマったんですけど、その当時はサザンは活動が休止中で……。その後復活しての「みんなのうた」は聴いてじーんとしましたね。

ーー「みんなのうた」の時頃は中学生くらいですかね。

レイザーラモンRG:そうですね。その後はバラード系より「フリフリ'65」とか、アッパー系なものをよく聴いていたかな。僕、ずっと洋楽ばっかり聴いていて。『ベストヒットUSA』世代なんですよ。自分のDVDのあるあるの曲紹介を小林克也さんにお願いするくらい。そんな洋楽好きの僕だったんですが、サザンはずっと好きで。つまり、サザンを洋楽として聴いていたっていうことかもしれないですね。「フリフリ'65」はダウンタウンさんやウッチャンナンチャンさんがやられていた『夢で逢えたら』の曲だったので、それを聴いて「かっこいいイントロだな」って思って。こうやって思い返してみると、今回の番組で選んだ曲は、洋楽感の強いものを選んでいる気もしますね。(選曲リストを見ながら)あと、桑田さんが書く歌詞って色々ありますけど、「昔を思って書いているもの」も多いじゃないですか。「Ya Ya (あの時代(とき)を忘れない)」とか「みんなのうた」もそうですし。「これって、あの時のこと書いてるんやろなぁ……」と思ってウルっとくるんですよ、僕の中では。

ーー選曲の年代が初期から近年まで幅広いものだと感じたんですよ。ずっとオールタイムで聴かれたんだろうなと。

レイザーラモンRG:気がつけば横にサザンがいたというか。「最近サザンを聴いてないなぁ」と思ったらサザンの曲がCMで流れて、それに釣られてまた聴きだすというか。半年くらい前にも中華店で飯食ってる時に「BOHBO No.5」が流れてきて、またどっぷりハマってしまって。予想もしないところからくると言うか、色んなところに種がまかれてるように感じますね。

ーー選んでいただいた曲の中からもう一曲思い入れのある曲を選ぶなら、どの曲を選びますか。

レイザーラモンRG:この中で一番好きなのは「Bye Bye My Love (U are the one)」ですね。この曲は1985年の曲で、長い間、サザンのどの曲かは分からずにサビのメロディがずっと頭の中で流れ続けていた曲なんです。サザンの曲を色々復習していくうちに、頭の中に刺さっていたサビが、「この曲ですよ!」って出てきたんですよ。小学生の頃に仕掛けられていたものに釣られたっていう(笑)。人間の記憶って面白いなって思いました。だから、他の曲もこれから出てくるかもしれないんですよね。これがサザンのすごいとこなんですよ。今後も、それが楽しみなんです。

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