水嶋ヒロ、小澤征悦が米国ドラマに進出ーー現地での受け止め方は?

米ドラマ出演の水嶋ヒロ、現地の評判は?

 言葉の壁を乗り越え、海外へ活動の道を求める俳優たち。アメリカの映画やドラマにおける日本人男性役を演じられる俳優と言えば渡辺謙や真田広之といった『ラスト・サムライ』組か、日系人のマシ・オカくらいしかいなかった。ところが最近、2人の日本人俳優が彗星のようにアメドラ界にデビューした。

 アメリカ時間4月6日、小澤征悦がゲスト出演した『クリミナル・マインド:ビヨンド・ボーダーズ』第4話がオンエアされた。今作はアメリカの長寿番組『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のスピンオフ作品で、ゲイリー・シニーズ演じるFBI捜査官が海外で事件に巻き込まれた米国人を救う物語。米4大ネットワークのCBSで放送されており、流暢な英語で日本側の刑事役を演じた小澤は、見事全米デビューを果たしたと言っていい。小澤はすでにハリウッド映画「The Forest(原題)」にも出演しており、今後も日米両国に活動の場を求めていくという。

 そして、アメドラ日本人枠に意外なダークホースが現れた。『KAGEROU』上梓以降、自らプロデュースを手掛けた『黒執事』以外目立った露出がなかった水嶋ヒロである。ブルックリンに住む20代女性4人の恋とライフスタイルをリアルに描いた『GIRLS/ガールズ』のシーズン5のなかの2エピソードに出演している。このドラマは、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』など大人向けドラマを数多く放送してきた有料チャンネルHBOが手がける人気作品で、まだ20代のレナ・ダナムが主演と製作を務めている。日本ではスターチャンネルで放送中だ。

20160423-GIRLS-sub1.png
『GIRLS/ガールズ5』キーアート (c)2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

 水嶋の役は、4人のうちの1人、ショシャンナ(ゾーシャ・マメット)が就職し日本に駐在している際の上司、ヨシ。ショシャンナが日本への想いを募らせるのと同時に恋に落ちる相手だ。もともと帰国子女で英語が堪能な水嶋は自然体の演技で英語のセリフを話し、ハローキティや原宿に夢中になるアメリカ人女子を魅了していく。水嶋はオーディションでこの役をつかんだようで、彼のインスタグラムには打ち上げの様子もアップされている。(https://www.instagram.com/p/6r4KKMFFXv/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる