相葉雅紀が武井咲を“お姫様抱っこ” 『貴族探偵』の正体いよいよ明らかに?

 今週の『貴族探偵』(フジテレビ系)第10話を観て、大層驚いた。主人公である貴族探偵(相葉雅紀)が全くといっていいほど出演しないのだ。第10話は最終回の前週、クライマックスに向けた、“嵐”の前の静けさと言ったところか。

 貴族探偵がメインで出演したのは、第9話目からの地続きとなる冒頭シーン。高徳愛香(武井咲)は、貴族探偵に対して、自身の師匠である喜多見切子(井川遥)を殺害した疑いを突きつける。切子は、過去に貴族探偵との推理対決に敗れ、謎の死を遂げていた。貴族探偵の本名が「政宗是正」であることに辿り着いた愛香は、彼の秘書・鈴木(仲間由紀恵)が殺害を実行していたと推理する。警察資料の隠蔽、シンガポールを拠点にした黒い活動ーー疑いの要素は揃っているが、肝心の証拠がなく、貴族探偵は愛香の推理を“妄想”だと一蹴する。「それでも真実が知りたい」、師匠を思う愛香は真っ直ぐな瞳で貴族探偵に問いかける。その思いに貴族探偵は、「私の前で正しく事件を紐解くことが出来たなら、彼女の死の真相をお教えしましょう」と条件を提示するのであった。

 タイミングよく、愛香の元には依頼書が届く。シンガポールを拠点に黒い活動をしていると噂されていた政宗是正。愛香は、彼と同じシンガポールを拠点にした武器商人として財を成す具同家の別荘、星見荘に招待される。一方で、貴族探偵は「そろそろけりをつける」というセリフと共に、シンガポールから鈴木を帰国させる。使用人、佐藤(滝藤賢一)、田中(中山美穂)、山本(松重豊)3人を引き連れ、貴族探偵一行も星見荘へと向かうのだった。雨降る夜にずぶ濡れになりながら別荘に近づく、貴族探偵の姿。屋敷では、殺人事件が発生。死体を見つけた愛香も背後から襲われてしまう。

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