岩田剛典主演映画『去年の冬、きみと別れ』2018年春公開へ 岩田「大変なお話を頂いてしまった」

  岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)が主演を務める映画『去年の冬、きみと別れ』が、2018年春に公開されることが決定した。

上段:岩田剛典、下段左から:山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝

 本作は、「2014年本屋大賞」にノミネートされた中村文則の同名小説を、『脳男』『グラスホッパー』の瀧本智行監督が実写映画化したサスペンス。彼女との結婚を間近に控え、本の出版を目指す新進気鋭のルポライター耶雲恭介は、不可解な謎が残る、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才写真家・木原坂雄大に目をつける。その真相に近づくにつれ、いつの間にか彼は抜けることのできない深みにはまっていくーー。

 主人公・耶雲恭介を岩田が演じるほか、耶雲の婚約者である松田百合子役に山本美月、耶雲が事件の取材ルポタージュの提案をする週刊誌の編集者・小林良樹役に北村一輝、耶雲の取材対象者であり、事件の被告である世界的フォトグラファー木原坂雄大役に斎藤工、木原坂雄大の姉で弟を事件からかばう木原坂朱里役に浅見れいなが名を連ねた。

 なお撮影は、7月2日に関東近郊でクランクインし、8月中旬にクランクアップ予定。主演の岩田と原作の中村からはコメントが寄せられている。

岩田剛典(耶雲恭介役)コメント

本作の出演オファーを貰った時の率直な感想

大変なお話を頂いてしまったなと率直に感じました。 これだけ重厚感のある作品にまだ出会っていなかったというのもありますし、この役を演じることは自身にとってはチャレンジですが、その分得るものも大きいと感じ、オファーを受けさせて頂きました。全てを賭けて臨まないと演じられないと感じるくらい、複雑かつやり甲斐のある役どころなので、とにかく没頭して撮影に臨んでいきたいなと思います。

始めて台本を読んだ時の、役柄の感想

登場人物全員が、人間の表と裏の顔であったり、人間のもつ様々な感情を表現する、先の読めない複雑なストーリー展開だと感じました。その中で僕が演じる耶雲恭介は、ストーリーテラーでもあり、心の中に抱えるトラウマと戦う役柄。
この撮影期間ずっと悩みながら、役に没頭しないと演じるのが難しいと思うほど、とてもやり甲斐のある役柄だと感じました。

瀧本監督と他俳優陣とどのような作品を作りあげたいか、また期待すること。

今回、初めて瀧本監督とご一緒させて頂きます。瀧本監督が今までに撮られた作品も全て拝見させて貰ったのですが、どれも観終わった後にすごく心に刺さるメッセージ性のある作品を撮られている印象がありました。今回の作品を瀧本さんが撮られるという事で、僕自身も楽しみです。
そして、豪華な俳優陣の皆様との共演もとても楽しみです。原作の持つ圧倒的なエナジーをキャスト&スタッフ一丸となり伝えていけるような作品にしていけたらと思います。

本品を期待するファンへのメッセージ

この作品できっと観た事のない俳優としての新たな姿を見せられると感じています。 自分にとって挑戦でもある難しい役柄ではありますが、皆さんに楽しんでいただける作品になるよう、この猛暑の暑さに負けないくらい熱く、燃えていきたいと思います。来年春の公開、楽しみにしていてください。

原作者・中村文則コメント

中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫)(c)中村文則/幻冬舎

素晴らしい方々に演じていただけて光栄です。映像化不可能と言われていたミステリーですが、脚本を読んだ時に「この手があったか!」と感心してしまいました。大変楽しみにしています。

■公開情報
『去年の冬、きみと別れ』
2018年春、全国公開
監督:瀧本智行
脚本:大石哲也
音楽:上野耕路
出演:岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝
原作:中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫)
配給:ワーナー・ブラザース映画
制作プロダクション:C&Iエンタテイメント
製作:映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会
(c)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会
公式サイト:http://fuyu-kimi.jp

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