瀬戸康史、芳根京子主演ドラマ『海月姫』女装男子の蔵之介役に 「女子力を磨き続けています」

『海月姫』蔵之介役に瀬戸康史

 2018年1月期のフジテレビ月9ドラマ『海月姫』に瀬戸康史が出演することが決定した。

 同ドラマは、累計発行部数440万部を越える東村アキコの同名コミックを連続ドラマ化した“シンデレラ・コメディ”。クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの “クラゲオタク女子”が、ある日、女装が趣味の青年・蔵之介に出会い、それをきっかけに、新しい自分、新しい生き方を見つけていく模様を描く。クラゲオタクの主人公・倉下月海を芳根京子が演じる。

 このたび出演が発表された瀬戸が演じるのは、女装が趣味の青年・鯉淵蔵之介。蔵之介はは、大物国会議員の鯉淵慶一郎と舞台女優の愛人との間にできた子で、自由奔放な一方、周りには流されない確固とした信念を持つプレイボーイというキャラクター。蔵之介は、月海があふれんばかりの魅力を隠し持った女性であることに気づき、ファッションやメークで彼女を大きく変化させていく。

 蔵之介を演じる瀬戸、原作者の東村、編成企画の渡辺恒也より下記のコメントが寄せられた。

瀬戸康史(鯉淵蔵之介役)コメント

【ドラマ出演が決まって】
『海月姫』は以前から読んでいたので、女装男子・蔵之介が「自分で大丈夫だろうか?」という思いと、「こんな役なかなかできる機会はない。演じたい!」という2つの思いがありました。しかし、お話はテンポがあって面白いですし、ギャグ的な要素も強いけれど、共感できるようなキャラクターたちの心情もしっかり描かれているので、ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です。

【役作りで行っていること】
お話をいただいてから女子力を磨き続けています。そのおかげもあってか、今は女装をすることに、まったく抵抗がありません(笑)。しかし、役者として当たり前のことなので、自分の顔にあったメークの仕方や立ち居振る舞い、毛の処理など……ベストを尽くして撮影にのぞみます!

【意気込み】
蔵之介が女装をするのはファッションに興味があるというのはありますが、実の母を感じたいのだと思います。そして、さまざまなしがらみから抜け出せ、嫌なことも忘れられ、自分を解放できる“自分が自分らしくいられる場所”をいつも探しているのではないでしょうか。僕も親友といる時は似たような感覚になります。そんな複雑な心境も透けて見えるよう演じていきたいと思います。映画『ミックス。』でもご一緒した石川監督の年齢問わず役者を信じて同じ目線でぶつかってくださる男気、芳根さんの吸収力の高さとそれをすぐさま表現できてしまう瞬発力、他にも今作に参加するステキな演者の皆さんと芝居ができることが本当に幸せです。ブルーマンデーなんか吹き飛ばしてまた一週間頑張れる! 蔵之介や月海たちの姿に一歩踏み出す勇気をもらえる、そんな作品をお届けします!

東村アキコ(原作者)コメント

瀬戸くんが蔵之介役を聞いたときには、“えっ……蔵子やってくれるの!? ありがてええええ!!!!!! ”とアシスタントさんとみんなで感謝感謝でした。瀬戸くんの女装、本当に可愛いと思います! 期待大です!!

編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント

蔵之介は、“多様性の肯定=誰でも自分のままの自分で輝ける”という『海月姫』のたどり着くべきテーマを体現した、とても重要なキャラクターです。女装が趣味の美男子という一見特殊な設定ですが、その内面は周りにどう思われようとも自分らしく生きることを精いっぱい貫こうとする、現代の若者の理想像ともいえる人物だと思います。その蔵之介を演じるには、確かな表現力、ビジュアルの説得力、意外性を兼ね備えていることが絶対条件だと考え、ありったけの想像力を駆使した結果、瀬戸康史さんにたどり着きました! 女装姿の瀬戸さんにはスタッフ一同、目を奪われて一瞬そこにいるのが瀬戸さんと分からなくなるほどの完成度の高さです。この役を通して、『海月姫』という作品の根底に流れる、今を生きるすべての人へのメッセージを伝える存在になってくれると確信しています!

■放送情報
『海月姫』
フジテレビ系にて1月、毎週月曜21:00〜放送スタート
出演:芳根京子、瀬戸康史ほか
原作:東村アキコ「海月姫」(講談社「Kiss」所載)
脚本:徳永友一
編成企画:渡辺恒也
プロデュース:小林宙
演出:石川淳一
制作:フジテレビ/共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/kuragehime/

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