ジャニーズWESTの快進撃が止まらない! 2018年は役者としても注目

 2018年4月23日、ジャニーズWESTはCDデビュー4周年を迎える。まだまだフレッシュなグループだが、その快進撃は目を見張るものがある。デビューから2年後の2016年12月24日・25日は早くも京セラドーム大阪で、単独ドーム公演『ジャニーズWEST 1stドーム LIVE 24(ニシ)から感謝 届けます』を開催。それから年が明けてすぐの2017年1月3日からは全国アリーナツアーも行われ、Netflixではメンバー全員が主役のドラマ『炎の転校生 REBORN』が配信された。ちなみに、ネットドラマ主演はジャニーズ初である。

 様々な活躍を見せ、順調に知名度を上げてきたジャニーズWESTだが、2018年もその勢いは止まらない。まず、1月3日からアリーナツアー『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2018 WESTival』がスタート。去年よりも会場数が増えており、より盛り上がることは間違いないだろう。また、1月22日深夜スタートの新ドラマ『卒業バカメンタリー』(日本テレビ系)には藤井流星と濱田崇裕が、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務める『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)には小瀧望が出演する。これまでドラマや映画にも積極的に出演してきたジャニーズWESTメンバーだが、今回はこの3人の演技に注目してみよう。

 まずは藤井流星。決して演技の経験が豊富とは言えないものの、デビュー直前に出演した『ミス・パイロット』(フジテレビ系)以来、コンスタントにドラマに出演。『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、『サムライせんせい』(テレビ朝日系)、『レンタル救世主』(日本テレビ系)など、いいポジションで多数の名作に名を連ねてきた。藤井がこれまで演じてきたのは、ヤンキーっぽい役やチャラい役など癖のあるキャラクターが多かった。「チャラチャラしてるがイケメンで、憎めないアホ」という設定も多く、「イケメンなのに天然」という普段の藤井をどことなく彷彿させる。素と役に共通点が多いためか、役を作り込むというよりもなりきるタイプの役者と言えよう。『卒業バカメンタリー』で演じるガクは、朴訥(ぼくとつ)とした今までにないキャラクターだ。藤井の新境地となるか、今から楽しみだ。

 藤井と共に『卒業バカメンタリー』の主演を務めるのは、濱田崇裕だ。濱田は演技の仕事が多くなかったが、非常にポテンシャルある人物。例えば『ノンママ白書』(フジテレビ系)では、濱田演じる小中荘太は評判が良かった。「『うわ、こういう人おる!』っていう説得力を持たせたいし、言い方はぎこちないけれど、この人が言うと何か伝わるっていう演技ができたらいいですね」(引用元:『ノンママ白書』公式サイト)とコメントしていた通り、ネット上でも「こういうイマドキ男子いる」という声が目立っていた。2017年に出演した映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』では、硬派な男・木下を好演。セリフや出番は少なかったが、確実に爪痕を残していた。本人いわく「どんどん演技が好きになる」らしく、どんな役でも入り込んでモノにしていくタイプの役者だ。『卒業バカメンタリー』で演じるマオも、「こういう人いる」という設定のため、濱田がどう再現してくれるのか、期待が高まる。

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