嵐・二宮和也主演ドラマ『ブラックペアン』追加キャスト発表 竹内涼真、葵わかなら5人が決定

『ブラックペアン』キャスト決定

 4月から放送されるTBSの日曜劇場『ブラックペアン』で、主演の嵐・二宮和也と共演する追加キャストが発表された。

 作家・海堂尊の小説『新装版 ブラックペアン1988』をドラマ化した本作は、天才的な手技を持つ外科医・渡海征司郎(二宮)が勤める東城大学医学部付属病院に導入された、手術用最新医療器具“スナイプ”をめぐる医療エンターテインメント。外科医として手術の工程の一部を本当に任せることができるのかと“スナイプ”を疑い、反対する渡海が、病院や医療機器メーカー、厚生労働省などとの闘いを繰り広げ、その一方で“ブラックペアン”と呼ばれる特製の真っ黒いペアン(止血用鉗子)に隠された過去も暴いていく。

 そして今回5人の追加キャストが発表。日曜劇場『陸王』(TBS系)の竹内涼真をはじめ、NHKの連続テレビ小説『わろてんか』以降初のドラマ出演となる葵わかなや、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽が共演者に名を連ねた。

 竹内が演じるのは同病院の研修医1年目の世良雅志役。常識外れの渡海の言動に翻弄され反発する一方で、自分の非力さを痛感し、医師として成長していく役柄だ。また、葵が演じる手術室看護師・花房美和は、手術での器械出しを担当しはじめたばかりの新人。渡海の手術での手技に圧倒され、とっつきにくい渡海を徐々に理解していく。

 そして、倍賞は原作には描かれないオリジナルキャラクターで渡海の母・渡海春江役で登場。倍賞と二宮は映画『大奥』でも母子を演じており、今回で2度目の共演。外科医としてのプライドから組織や医療業界との闘いに身を投じていく渡海にとって春江は、唯一心を許せる存在になる。一方小泉は、“スナイプ”を持ち込み、渡海と対立する新任エリート講師・高階権太役に抜てき。東の名門・帝華大学病院出身でマサチューセッツ医科大学に留学していたという華麗な経歴の持ち主である高階は、“スナイプ”を「外科医の腕を全く必要としない」と豪語し、東城大学医学部付属病院や医療業界を巻き込む騒動の火蓋を切る。

 内野が挑むのは、東城大学医学部付属病院総合外科学教室・通称「佐伯外科」のトップに君臨する佐伯清剛教授役。佐伯は、“神の手”を持つ彼の手術を受けるために全国から患者が集まるほどの、日本屈指の腕を持つ心臓外科医。技術重視の佐伯が手術の際に“ブラックペアン”を使うのにはある理由があり、渡海との因縁や“スナイプ”を強引に推進する高階との軋轢が描かれていく。

出演者コメント

竹内涼真

実は、医療ドラマに出演したい!と心の中で密かに思っていたのでその願いが叶いとても嬉しく思います。
撮影に向けた準備で、実際に心臓外科医として活躍されている先生の指導やお話に触れたり、手術映像を拝見したのですが、これまで自分が見たことのない新しい世界がそこにはあり、その中にこれから飛び込むんだと思うと気持ちが高まりました。それとともに、命を扱うという重みや責任感が自分の中でも少しずつ大きくなっている気がしています。
僕が演じる世良雅志は研修医です。そのため右も左もわからないところから始まります。まだ青いけど一所懸命で真っ直ぐな世良と同様に僕も精一杯頑張りたいと思います。世良の成長も楽しみにしていてください。

葵わかな

お話を読んだ時に、命を扱うお医者さんにも色々な種類があるんだ、と思ったのを覚えています。命や医療を思う人々の、理想や思想がぶつかり合うすごく熱のあるお話だと感じました。
こういった独自の世界がある職業の役をやらせて頂くのが初めてなので、とてもワクワクしています。今の自分からは分からないことも多いですが、オペナースを志した花房美和というキャラクターと一緒に、知識も心も成長しながら、彼女にしかない熱を乗せて行けるよう頑張りたいです。
主演の二宮さんをはじめとする皆さんとご一緒させて頂くのもすごく楽しみです。この作品を通して、医療界の模様をドラマチックに感じていただけるよう努めたいです。

小泉孝太郎

このチームとご一緒するのは『下町ロケット』以来なのですが、このチームが持つ熱量あふれる現場にまた戻ってこられて嬉しいです。
原作を読んでみて、例えば病院に通院するだけでは見られない、医者の深い部分まで描かれている作品だと感じました。そのような世界を演じられるのは役者として嬉しい限りですし、おそらく医者の人間臭いところなども多々出てくると思うので、そのような人間模様が見どころなのではないでしょうか。
自分も高階という人間の悩みや葛藤を精一杯表現していきますので、是非ご覧いただければと思います。

内野聖陽

台本を読んで、“先進医療技術”VS“外科医の手技”の戦いの話だなと思いました。
人工知能に始まって、自動制御の車やらあらゆるものが、人間の力に取って代わろうとするかのような時代に、この作品が投げかけるものは大きいのかなと思います。
もちろん、外科医ものに大事なスリリングさや、天才外科医の過激な物言いが痛快に思えるエンターテインメントとしての楽しさもふんだんにある本だなとも思いました。
佐伯清剛教授は、世界最高の外科医だそうで、神の手をもつ外科医です。
このあり得ないようなスーパーキャラクターをいかに成立させ、観ている方々に納得して楽しんで頂けるか、私自身の挑戦です。主人公の二宮君演ずる天才外科医と緊迫感のある距離感を保って約4カ月を駆け抜けたいと思っております。

伊與田英徳プロデューサー コメント

竹内さんは、一生懸命で真っ直ぐな研修医の世良雅志にぴったりだと思いお願いしました。つわもの揃いの大人の世界に飛び込んだとき、二宮さん演じる渡海、小泉さん演じる高階、内野さん演じる佐伯とどう渡り合っていくのか、大きな挫折にどう立ち向かっていくのか。一皮剥けた竹内さんのお芝居が楽しみです。
葵さんは現在放送中のNHK連続テレビ小説『わろてんか』での真の強い笑顔が魅力的だなと思っています。フレッシュな目線で医療界の問題にどう対応していくのかも楽しみですが、竹内さん演じる世良との若者同士のお芝居も魅力的だと思います。笑顔の奥に隠された芯の強いお芝居、期待しております。
周囲との軋轢を生む渡海の母・春江には、絶対的な存在力のあるお芝居をされる倍賞さんしか思い浮かびませんでした。倍賞さんとのお芝居で、渡海が“オペ室の悪魔”と呼ばれるようになった訳が垣間見れたらと思います。
そして、天才外科医の渡海と対立し、佐伯外科に赴任する新任・エリート講師・高階権太は、小泉さんにお願いしました。医療界の発展を願う一途な思いが、個人プレーの渡海とどう対決していくのか。小泉さんの懐の深いお芝居が楽しみです。
“神の手”を持ち、佐伯外科のトップに君臨する佐伯教授には、内野さんしかいないと思いお願いしました。クランクインした内野さんを拝見して、もう外科医の教授にしか見えませんでした。ダークヒーローを演じる二宮さんとどんなお芝居をされるのか今から楽しみでワクワクしております。
まだ、クランクインしたばかりですが、皆さんのお芝居がどうなっていくのか!? 楽しみにしていてください。最高のドラマをお届けするために、キャスト・スタッフ一丸となって臨んでいきたいと思います。

■放送情報
日曜劇場『ブラックペアン』
4月スタート 毎週日曜21:00〜21:54
出演:二宮和也、竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽
原作:海堂尊『新装版 ブラックペアン1988』(講談社文庫)
脚本:丑尾健太郎
プロデューサー:伊與田英徳、川嶋龍太郎、峠田浩
演出:福澤克雄、田中健太、渡瀬暁彦
製作著作:TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/

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