杉咲花&平野紫耀が聖地巡礼へ 『花のち晴れ』第2話、『花より男子』との繋げ方が秀逸

『花晴れ』杉崎&平野が聖地巡礼

 江戸川音(杉咲花)から言われた「あんたってほんとしょーもない!」の言葉と、子供の頃に憧れの道明寺からかけられた言葉を重ね、徐々に音のことを意識しはじめていく神楽木(平野紫耀)。手慣れたはずの“庶民狩り”さえもしどろもどろになってしまう晴に、“C5”の紅一点で晴に好意を抱く真矢愛莉(今田美桜)が荒ぶりはじめ、晴をそうさせている女子(つまりは音のことだ)を探しはじめる。

 4月24日に放送された TBS系列火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』の第2話。はやくも主要キャラクター間の恋の嵐が吹き荒れ、面白い展開になってきた。音への気持ちを整理しきれない晴、馳天馬(中川大志)との関係に自信を失っていく音。そんな中、音の婚約者が天馬であると知った晴は、食事も喉を通らずに寝込んでしまうのだ。

 そして“C5”の面々を引き連れて天馬の桃乃園学院に乗り込んでいく晴。そこで目撃した最先端の校内設備と、どこまでも紳士的な天馬の対応を目の当たりにし、完全にノックアウト。それと同時に音への想いを自認することとなるのだ。それにしても生演奏のチャイムをはじめ、すでに海外の一部では取り入れられているVR授業や校内のスポーツジムなどの充実した設備。まさに英徳vs桃乃園の争いは伝統vs先進という、あらゆる物事に応用され得る争いとなるわけだ。

 さて今回の劇中、“花男”ファンならば思わずガッツポーズをしてしまいたくなるような見事なロケーションの数々が待ち受けていた。休みの日にパンケーキを食べにいく約束をした音と晴。2人が待ち合わせをする場所は恵比寿ガーデンプレイスの時計広場。その後も今回のエピソードだけで何度もこの場所が登場し、とても印象的に映し出されていく。

 改めて言うまでもないだが、この場所は“花男”シリーズの聖地として今なお人気の場所だ。最初の登場は『花より男子』の第4話で、雨の中で道明寺が牧野つくしを待っている名シーンに始まる。その後も同シーズンの最終話であったり、『花より男子2』の第1話や最終話から劇場版まで、幾度となく登場してきた。しかも“13時に待ち合わせ”と、まさに過去シリーズを思い起こさずにはいられない。再びこの場所が注目を集めることは必至だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる