安室奈美恵、小沢健二ら90年代を彩る11曲の劇中曲が決定 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』特報

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』特報

 『モテキ』『バクマン』の大根仁監督最新作『SUNNY 強い気持ち・強い愛』より、特報映像が公開。あわせて音楽担当に小室哲哉が決定し、劇中使用曲が発表された。

 本作は、本国韓国において745万人を動員した映画『サニー 永遠の仲間たち』が原作。余命宣告を受け、最後にもう一度みんなに会いたいという友人の願いを叶えるべく、高校時代の仲良しメンバー”サニー”を再集結させるため奔走する平凡な専業主婦と、その友情を描いた人間ドラマ。日本版では、舞台を日本に移し、90年代珠玉のJ-POPや、流行のファッションを散りばめて再構築した。『モテキ』『バクマン』に続き、大根仁監督と企画・プロデュースの川村元気が3度目のタッグを組んだ。

 主人公の主婦・奈美役を務めるのは、ドラマ派生以外での映画主演が初となる篠原涼子。そして高校時代の奈美役に広瀬すずが抜擢された。また、闘病中の友人・芹香を板谷由夏、豊胸セレブ妻・裕子を小池栄子、生活苦の風俗嬢・心をともさかりえ、ポンコツ不動産営業・梅を渡辺直美が演じる。そのほか、90年代に青春を謳歌した高校時代のサニーメンバーを池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生が演じる。

「SUNNY 強い気持ち・強い愛」特報

 公開された特報映像では、篠原がコギャルコスプレで安室奈美恵の「Don't wanna cry」を熱唱する姿や、現代と高校時代のサニーメンバーの姿が映し出されている。ティザービジュアルには、奈美を演じる篠原と広瀬が横並びで椅子に腰掛ける姿が切り取られている。

 主人公・奈美たちが青春時代を過ごした90年代当時、ミュージックシーンの先頭を走り続けていた小室哲哉が、本作のために劇伴24曲を完全オリジナルで制作。2017年3月のオファーから楽曲制作を開始し、丸1年の制作期間を経て本編とともに全ての楽曲が完成した。主演の篠原とは、1994年に篠原涼子 with t.komuroとしてリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」以来、約20年の時を経て、主演女優&音楽担当としての再タッグとなった。

 また、この度発表された劇中曲には、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」をはじめとする5曲の小室哲哉プロデュース楽曲や、サブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」など、90年代を彩る11曲が決定している。

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』劇中使用楽曲一覧

・安室奈美恵「Don’t wanna cry」
・安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」
・小沢健二「強い気持ち・強い愛」
・久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」
・HITOMI「CANDY GIRL」
・trf「survival dAnce ~no no cry more~」
・trf「EZ DO DANCE」
・JUDY AND MARY「そばかす」
・PUFFY「これが私の生きる道」
・Chara「やさしい気持ち」
・森田童子「ぼくたちの失敗」

小室哲哉コメント

プロデューサーの川村君をはじめ多くの方々がSUNNYという題材に興味を持っていました。しかし全ての時空が、重ならないと始まりも終わりもしないプロジェクトでもあり、大根監督の忍耐と信念が成し遂げた作品でもあります。僕は音楽全般を担当させて頂きましたが、最後の僕の映画音楽になります。一本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にする事は中々無いだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で「映画音楽とは」を教えてもらった気がします。涼子ちゃんを最初に見かけたのは涼子ちゃんが16才ぐらいの頃だったと思います。皆んな輝いてくれて、よかったなあと心から思っています。素敵なプロジェクトに参加させて頂き、ありがとうございました。

篠原涼子(主人公・奈美役)コメント

1990年代は、まさに私も真っ只中の時代。当時は本当に忙しくて、あまり記憶が無いんですが(笑)、映画を見て音楽を聞いた瞬間、当時のことがバーっと蘇ってきて、曲の力って本当に凄いと改めて感じました。劇中に出てくる音楽は、どれも色あせない曲ばかりです。特にTRFさんは同じ小室ファミリーだったので、曲を聞くと「一緒に音楽番組出ていたなぁ~」なんてことも思い出しちゃいました(笑)。
小室さんは撮影現場にも来てくださったのですが、お互いあの頃から風貌は変わったけど、中身は変わってないねって(笑)。変わらない小室さんとまたご一緒できて、すごく嬉しいです。小室さんの劇伴は、この映画に大きな力を注いでくださっていて、音楽に引きこまれる瞬間が沢山ありました。芝居だけでは伝わらないところを、小室さんの音楽に助けてもらっています。当時の小室さんと一緒にいた私としては、今までの小室さんのテイストとは少し変わって、大人っぽくて優しい雰囲気が出ていると感じます。この映画で、新しい小室サウンドが聞けると思います!
音楽を聞いた瞬間、当時を思い出して振り返られるような、素敵な映画になりました。とにかく感動、笑えて泣けて、すごく元気をもらえます。キャスト・スタッフが一致団結して、まさに「強い気持ちと強い愛」で作られたこの映画を、とにかく早く皆さまへお届けしたいです!

大根仁監督 コメント

この映画の企画が立ち上がった時、脚本よりもキャスティングよりも、何より先に思いついたのは、小室哲哉さんに劇伴音楽をやってもらう!ということでした。色んなミュージシャンやバンドや音楽家たちとドラマ・映画音楽を作ってきましたが、今回ほど濃密で刺激的で緊迫感のある作業は初めてでした。90年代の大ヒット曲はもちろん、2018年の現在でも進化し続けるTKサウンドをご期待ください! この映画を観たら、誰しもが「引退してる場合じゃないでしょ!!」と思うはずです。マジでヤバいですよ。

川村元気プロデューサー コメント

本作において主人公たちの女子高生時代を描くときに、真っ先に浮かんだのは1990年代の「コギャル」でした。そこにいつもあったのは小室哲哉さんの曲だったと思います。まずはそこを中心に映画を組み立てていきたいと思い、楽曲提供をお願いしました。大根仁監督とは『モテキ』でJPOPミュージックを25曲使った映画を作り、『バクマン。』ではサカナクションに映画音楽すべてを作ってもらいました。大根監督と挑戦してきた「音楽と融合した映画」という意味で、本作はその集大成とも言える作品になったと思っています。

■作品情報
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
8月31日(金)より全国東宝系にて公開
監督・脚本:大根仁
原作:『サニー 永遠の仲間たち』
出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、リリー・フランキー、板谷由夏
配給:東宝
(c)2018「SUNNY」製作委員会
公式サイト:http://sunny-movie.jp/

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