浜辺美波が語る、『崖っぷちホテル!』での変化 「頑張る気持ちが起きて元気になれるドラマ」

『崖っぷちホテル!』浜辺美波インタビュー

 岩田剛典主演ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)が4月15日よりスタートした。ヤル気・実力ともにゼロのスタッフが集う、破産寸前ド底辺ホテルを舞台に、戸田恵梨香演じる威厳ゼロの新米総支配人・桜井佐那と、岩田演じる凄腕ホテルマン・宇海直哉が協力しながらホテルを再生させていく物語だ。

 今回リアルサウンド映画部では、同作で新人パティシエ・鳳来ハルを演じる浜辺美波にインタビューを行った。2017年『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、今年もドラマ『賭ケグルイ』(MBS・TBS)、映画『となりの怪物くん』、『センセイ君主』と出演作が相次ぐ浜辺が、岩田、戸田ら実力派俳優陣とどんな競演を見せているのか。撮影の裏側から本作の見どころまで話を聞いた。

「“負けない”気持ちを持ってます」

ーー前クール放送の『賭ケグルイ』など学園モノへの出演が続いていたこともあり、同世代の俳優との共演が多かったかと思いますが、本作では、新人パティシエということで、歳上の方ばかりの現場ですね。

浜辺美波(以下、浜辺):本当に大先輩がたくさんいらっしゃるので、毎日が勉強になっています。でも、私が演じるハルちゃんは、「空気の読めない新人」。みなさんに圧倒されてばかりではハルちゃんになることができないので、“負けない”気持ちを持って撮影に臨んでいます。最初は緊張の連続でしたが、とても楽しい現場です。

ーーくっきーさん、宮川大輔さん、チャド・マレーンさんとお笑いが本職の方もいて、番組公式Twitterのツイートでも、楽しそうな現場の雰囲気が伝わってきました。

浜辺:撮影以外の時間も皆さん本当に面白いんです。くっきーさんが呟いたことに、宮川さんがすかさずツッコミを入れたり(笑)。先輩方に囲まれて緊張感がある現場なのですが、笑ってしまうときもたくさんあります。

ーーそんなお笑いが本職の方々も相手に、ハルはぶっ飛んだ発言を放り込んでいきます。

浜辺:だから初めはすごくドキドキしましたし、これでいいのかなと不安になりました。でも、空気を壊すぐらいの勢いでいくしかないなと。本作は、シチュエーションコメディということもあり、皆さんの掛け合いが本当に面白いんです。大先輩たちの笑わせ合戦にできるだけ参加していきたいですし、めげずに頑張っていきたいと思っています。

ーー岩田剛典さん、戸田恵梨香さんとの共演はいかがですか。

浜辺:戸田さんとは映画『エイプリルフールズ』以来となりますが、また共演できるのがとてもうれしいです。カメラが回っていないときも、自分が映っていないときも、戸田さんの姿に見惚れっぱなしです。友人から、「いつか岩田さんと共演してね」と言われていたのですが、意外に早かったなと(笑)。岩田さんと当たり前のように現場で接するときに、羨ましがられちゃうなと思っています(笑)。

ーー『賭ケグルイ』の蛇喰夢子もこれまでの浜辺さんのイメージを覆す役柄でしたが、本作のハルも強烈なキャラクターですね。

浜辺:お芝居をさせていただいてから初めての社会人役なので、それが率直にうれしかったです。学生じゃない女の子を演じることが不思議な感じがしましたし、これまでの私とは違う一面をお見せすることができるのかなと。ハルちゃんには「空気を読めない」という肩書が付いていたのですが、「空気を読まない」に近いのかなと感じました。

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