菅田将暉、絶叫して暴れる趣里を背後から抱きしめる 『生きてるだけで、愛。』特報映像

 11月9日公開の映画『生きてるだけで、愛。』より、ティザービジュアルと特報映像が公開された。

 本作は、『異類婚姻譚』で第154回芥川賞を受賞し、小説家・劇作家・演出家としてマルチに活躍する本谷有希子の芥川賞・三島賞候補作となった同名小説を映画化したもの。キャストには、主演の趣里をはじめ、菅田将暉、田中哲司、西田尚美、松重豊、石橋静河、織田梨沙、仲里依紗らが集結。監督は、同作が初の長編監督作となる映像作家・関根光才が務める。

 公開されたティザービジュアルと特報映像では、趣里演じる寧子と菅田演じる津奈木、恋人同士の2人が登場。「たぶん、私たちが分かり合えたのなんて、ほんの一瞬ぐらい」という寧子の切ないナレーションで始まる特報は、鮮やかで独特な色使いと、アンニュイながら確かな温かみを感じさせる世武裕子のテーマソング「1/5000」と相まって、不器用な男女の愛の不安と期待を掻き立てる。

『生きてるだけで、愛。』特報

 寧子は、過眠症で引きこもり気味なヒロイン。出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れる津奈木と同棲しているが、自分をコントロールできない寧子は、日々津奈木に理不尽な感情をぶつけるばかり。一方、仕事にやりがいを感じることもできず、人間関係にも期待しなくなった津奈木は、そんな寧子を静かにやり過ごし、怒りもしなければ喧嘩にすらならない。そんな態度がむしろ寧子を苛立たせるが、2人は互いに自分の思いを言葉にして伝える術を持っていなかった。映像では、涙を流し津奈木に寄り掛かる寧子や、絶叫して暴れる寧子を黙って背後から抱きしめる津奈木など、不器用で時にエキセントリックな2人の日常が映し出されている。

■公開情報
『生きてるだけで、愛。』
11月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:趣里、菅田将暉、田中哲司、西田尚美、松重豊、石橋静河、織田梨沙、仲里依紗
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)
監督・脚本:関根光才
製作幹事 :ハピネット、スタイルジャム
企画・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:クロックワークス
(c)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
公式サイト:http://ikiai.jp

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