石井杏奈が山本舞香の心を動かす 『チア☆ダン』Rocketsが乗り越えた2つの壁

『チア☆ダン』Rocketsが乗り越えた壁

 夏の県大会が失敗に終わるも、太郎(オダギリジョー)からの“贈る言葉”でエンジンが入った福井西高校の「Rockets」。研究のために福井中央高校「JETS」の練習を見学に行った彼女たちはその凄さに圧倒され、JETSの練習方法を参考に、どんどん真似していこうと決める。そんな中、またしても茉希(山本舞香)が他のメンバーと衝突してしまうのだ。

 8月3日に放送されたTBS系金曜ドラマ『チア☆ダン』の第4話は、一度挫折を味わったRocketsのメンバーがそれを乗り越え、次のステップに向かうための最初のエピソードとしてふたつの大きな壁を乗り越えていく様が描き出された。ひとつ目は、メンバー同士の絆を確固たるものにすること、つまり茉希の心を開くこと。そしてもうひとつは、人前でチアダンスを成功させるということだ。

 先週放送された第3話のクライマックス。夜の部室に集まった彼女たちは、太郎が作った「夢ノート」に目標を書き記していく。その中で茉希は「もっとしゃべる」ということを最初の目標にしていた。中学時代に起きた事件がきっかけで、他人を信じられなくなってしまった茉希。そんな彼女をチアダンス部に引き入れることができたのは、第2話での汐里(石井杏奈)の言葉に他ならない。人に合わせて踊ることが大嫌いだという茉希に、汐里は「私も嫌い」と同調。そして「あなたが変わる必要なんてない。あなたはあなたらしく踊ればいい」とすべてを肯定し、受け入れるのだ。

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