モールで作った結婚指輪で川口春奈にプロポーズ!? 『ヒモメン』窪田正孝の“翔ちゃん節”が炸裂

『ヒモメン』窪田正孝の“翔ちゃん節”が炸裂

 結婚式場という、付き合っているカップルなら誰もが憧れる場所のシーンから始まる『ヒモメン』(テレビ朝日系)第2話。しかし、ヒモ彼氏である碑文谷翔(窪田正孝)は、結婚式が目的ではなく、そこで行われる無料の試食会に来たかったのだと春日ゆり子(川口春奈)に伝え、彼女を傷つけてしまう。ゆり子は結婚式場に着いたときは喜んでいたものの、翔ちゃんの真の目的を知ると気分を害してしまうのであった。

 翔ちゃんは悪びれる様子のない素直な笑顔と、ゆり子を想う気持ちは人一倍。ただその一方、同じくらい強い気持ちで働きたくないのである。そんな翔ちゃんを支えるゆり子は、彼をダメ男だと知りつつも夢中になってしまい、結婚式場に行くこともとても喜んでいた。

 結婚式場というロケーションは、実はゆり子を演じる川口春奈と非常に親和性が高い。川口は女優だけでなく、ファッション雑誌『JJ』(光文社)のモデルも務める。同雑誌は25〜30代の女性をターゲットとし、度々、同棲や結婚などの特集を組んでいる。そんな雑誌の表紙を務める川口がこの役を演じることで、25歳前後の女性にとって共感できる部分もあるのではないだろうか。翔ちゃんのちょっとだらしないプロポーズにすら目を潤ませ、喜ぶゆり子。川口と同世代の女性が、キャリアか結婚かで少し気持ちがぐらつくタイミングで、この放送内容は非常に響くものだったのではないかと思う。

 愛はお金じゃない。ゆり子と翔ちゃんを見ていると、ゆり子はお金よりも”翔ちゃん”という存在が大切で付き合っているように見える。一度こうなってしまったら、もうそこから逃れるのは難しいだろう。翔ちゃんに悪気がなく、ゆり子を騙しているわけではないことも、破局を躊躇する理由の一つだ。

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