石田明と矢本悠馬が語り合う、“攻めと守りの生き方” 「攻守って本当に表裏一体」

石田明×矢本悠馬『ノーマーク爆牌党』対談

 片山まさゆきの麻雀漫画を実写化した映画『ノーマーク爆牌党』が、10月27日より劇場公開された。本作は、絶対王者に君臨する天才雀士・爆岡弾十郎に、雀士・鉄壁保が挑んでいく物語。リアルサウンド映画部では、爆岡を演じるお笑いコンビNON STYLEの石田明と、鉄壁役を務める矢本悠馬にインタビュー。互いの印象や、攻めと守りの生き方について話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

石田「僕はバラエティーも基本的に守備」

ーー自身と演じる役を比べて、共通する部分はありましたか?

石田明(以下、石田):僕は「麻雀界のカリスマ」と自ら豪語する破天荒な雀士で、終始カッコつけている役だったのですが、僕自身とは真逆でした。どちらかというと僕は鉄壁寄りの性格で。

矢本悠馬(以下、矢本):僕も自分とは真逆だなと思いました。僕が演じたのは、「アマチュア麻雀界のカリスマ」と言われている臆病者で、今どきの若い子みたいなキャラクターだったんですが、自分は爆岡側かなって。

ーーお互いに相手を「爆岡っぽいな」「鉄壁っぽいな」と思った部分はありましたか?

矢本:バラエティー番組での雰囲気を見ていると、石田さんが鉄壁タイプの人なんだろうなとは思っていました。石田さんがデリヘルを呼んだけど、人見知りをしすぎて、ピンポンされても出られなかったという話が印象的で(笑)。

石田:よく知ってるな(笑)。先輩に「お前はほんま女遊びせえへんから、一回デリヘル呼べ」って言われて、デリヘルを呼んだときに、緊張しすぎて、居留守したのですが、それでもずっとピンポンを鳴らされるから、ドアの下から2万円出して帰ってもらったことがあったんです。

矢本:そのイメージがあったから鉄壁寄りなのかなと。だから爆岡をどう演じるのかは楽しみにしていました。

石田:僕はバラエティーも基本的に守備。撮影中、誰よりも台本読んでるの知らんかった? コソコソ(笑)。

矢本:マジっすか? 僕、自分でずっと携帯で読んでました。

石田:僕はもう、コソコソ色んなところに台本隠して見てた。

矢本:それは知らなかったです(笑)。

ーー石田さんは矢本さんが爆岡に似ているなと感じる部分はありました?

石田:堂々としているところですね。

矢本:それはよく言われますね。「大御所」とか「先生」と呼ばれます(笑)。

石田:ブレがないんですよ。役を演じているときも、前室でみんなといるときも、彼はどっしりとしているんです。自然と真ん中にいる感じが、嫌みもなくて。

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