新木優子、『コード・ブルー 』での経験が糧に 月9から学んだ、役に対する向き合い方

新木優子『コード・ブルー 』での経験が糧に

 2019年最初の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が現在放送中だ。主演の錦戸亮演じる“科捜研の男”、真野礼二に翻弄される新人研究員・沢口ノンナを演じるのが、前作の月9ドラマ『SUITS/スーツ』に続いての出演となる新木優子だ。昨年12月に25歳を迎えた新木に今後の女優としての展望を訊いた。

「役と一緒に成長」


ーー本作で3度目の月9ドラマへの出演になりますが、これまでを振り返っていかがでしょうか。

新木優子(以下、新木):月9は私の世代の誰もが知っている、すごく大きな存在です。その枠にまず出させていただくことで、気持ちが引き締まりました。どの作品でも、職業も違えばキャラクターの個性も違って、全てが勉強になったのですが、特に学ぶことが多かったのは、いちばん初めに出演させていただいた『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の時です。先輩方が9年間作り上げてこられた作品に途中から参加させていただいて、キャラクターがまだ成長しきれていない新米のフェローという役をいただけたこともすごくありがたくて、精神的にもお芝居に関しても、役と一緒に成長できました。そして、それを活かして挑んだのが『SUITS/スーツ』でした。今度は打って変わってキャリアウーマンな役柄だったので、気持ち的にもキャラクターの性格を出すためにも、より一層しっかりしなきゃという気持ちで臨んでいました。また、少し背筋が伸びているような役で、弁護士の先生方を相手にするパラリーガルだったので、普段から姿勢に気をつけたり、目上の人に対して意識するよう心がけたり、月9を通して役に対する向き合い方を学ばせていただいています。

――今回の『トレース~科捜研の男~』はどんなお気持ちで臨んでいますか?

新木:私が演じることでノンナという役が魅力的に映るように、みなさんに共感してもらえるように頑張りたいです。『コード・ブルー 』の時に、同職のお医者さんや看護師を目指しているファンの方からいただいた「優子ちゃんが頑張ってる姿を見て頑張れました」という言葉がすごくうれしくて。ノンナは私とほとんど同世代なんですけど、まだまだ成長過程で、これから頑張っていく役どころではあるので、みなさんに共感してもらえるような、素敵なキャラクターを作っていきたいと考えています。

ーー今回、科捜研のひとりとして役作りで意識した点はありますか?

新木:原作の古賀(慶)先生が元々科捜研にいらっしゃった方で、科捜研のリアルを作品に反映させたという情熱を伺ってから、原作のノンナもより大切に演じていきたいと思ったので、原作をちゃんと読み込むようにしました。私の役は、被害者の方に寄り添いすぎてのめり込んでしまうというキャラクターで、リアリティがあっていいな、と感じています。科捜研の人がどうやってひとりの人間として被害者と向き合っているか、そういうところも見ていただきたいです。

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