『グッドワイフ』小泉孝太郎、滝藤賢一らの不審な行動 “裏切り者”の正体とは?

『グッドワイフ』裏切り者の正体は?

 日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)のオンエア後から、「“裏切り者”は誰か?」という考察がSNS上で繰り広げられている。

 この“裏切り者”とは、蓮見壮一郎(唐沢寿明)が疑いをかけられていた贈収賄事件の一連を計画していた人物を指す。第8話のラストは、「俺達も確かめに行こう。本当の裏切り者は誰なのか」と壮一郎が杏子(常盤貴子)を連れ出し、雨の中駐車場で待ち受けた壮一郎らが「やっと分かったよ。お前が南原に情報を流していたんだな」と告げ終わりを迎える。

 裏切り者に挙げられるのは、大方の予想で2人。多田征大(小泉孝太郎)、佐々木達也(滝藤賢一)のどちらかではないかと筆者も考えている。まず、第7話から不穏な空気を漂わせている多田。佐々木が壮一郎に警告した通り、多田は特命推進事務局長から南原次郎(三遊亭円楽)の汚職に関する秘密文書を手に入れたものの中身を改ざんし、それを元に南原を告発させることで壮一郎を貶めるというもの。そうすることによって、杏子は弁護士を続ける理由ができる。杏子に思いを寄せる多田としては、チャンスが巡ってくるというわけだ。わざわざ早朝から蓮見家に押しかけ、弁護の協力を名乗り出たことも辻褄が合う。文書を手に入れておきながら杏子に嘘をついたのは確かであり、それが何よりもの証拠だ。

 そして、もう一人裏切り者として考えられるのが佐々木だ。もし、多田が壮一郎の元に本物の文書を持ってきていたとすれば、それをニセモノの文書だと疑い、回収した佐々木が怪しくなってくる。その封筒を最後まで持っていたのは佐々木であり、第8話最後のシーンが文書をどこかに届ける先で壮一郎らが待ち受けていたと仮定すれば、自ずと答えは見えてくる。佐々木は検事の中にいながら、後輩という間柄から壮一郎へと秘密裏に協力していた。しかし、結局は脇坂博道(吉田鋼太郎)の部下にすぎなく、取り調べ前の“コーヒーの注文”でさえ、計画だったとも思えてくる。

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