恒松祐里、伊藤萌々香、瀬戸利樹……竜星涼主演ドラマ『都立水商!』生徒役は注目俳優が勢揃い

『都立水商!』は注目俳優が勢揃い

 過去にスペシャルドラマ化や漫画化もされた室積光の小説を原作に、水商売に関する専門教育を行う都立高校を舞台にした学園ドラマ『都立水商! 〜令和〜』が、MBS/TBSドラマイズム枠で5月初旬から放送されている。『アンナチュラル』や『メゾン・ド・ポリス』(ともにTBS系)でミステリアスな役柄を巧みに演じ切った竜星涼が不器用な新米教師を演じ、夜の世界へと飛び込もうとしている生徒たちと向き合いながら成長していく物語が、現代の世相や水商売のシステムを反映させた完全オリジナルストーリーとオリジナルキャラクターの中で描き出されていく。

 前クールに日本テレビ系列で放送された『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』や、現在同じく日本テレビ系列で放送されている『俺のスカート、どこ行った?』など、ここ最近若手俳優が多数出演する学園ドラマが相次いで放送されるのは、それだけ若手俳優の層が厚いことの何よりの証明であろう。深夜ドラマである本作も例外ではなく、アイドルグループの元メンバーやモデル出身者、さらには子役の頃から俳優としてのキャリアを積み上げてきたなかなかの好メンバーが揃った。もちろん若手俳優の登竜門のひとつ「スーパー戦隊シリーズ」の『獣電戦隊キョウリュウジャー』で注目を集めた竜星もその一人ではあるが、ここはやはりネクストブレイク枠を狙う生徒役の中から注目の逸材を探してみたい。

 まずは第1話から生徒役の中心人物であることが確認できる2人の女子生徒をピックアップ。1人目は複雑な事情を抱えて水商売を目指す真中希海役を演じている恒松祐里だ。子役時代から様々な映画・ドラマで存在感を発揮してきた彼女は、2017年の『サクラダリセット』と『散歩する侵略者』で一気にその素質を開花させる。本作で演じる希海という役柄は、昨年夏の『虹色デイズ』で演じた筒井まり役を思わせる芯の強さを感じさせるだけに、まさに彼女のハマり役と言えるのではないだろうか。今年だけですでに5本の映画の公開が決定している恒松は、絶対に目が離せない存在だ。

 そしてもう1人は、前述の恒松と『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』で同じ阿知賀女子学院麻雀部のメンバーとして共演した、ダンスボーカルグループ「フェアリーズ」の伊藤萌々香。彼女が演じるのは赤沢聖菜役はヒエラルキーの頂点にいると思しきマドンナ的存在。はやくも第1話のクライマックスから裏の顔を見せ、恒松演じる希海との対立構造がクラス内の人間関係を賑わすものとなる予感がただよっている。また他にも元モーニング娘。のメンバー飯窪春菜に、『3年A組』にも出演していた元Dream5の大原優乃、『チア☆ダン』(TBS系)に出演しモデルやグラビアでも活躍する小倉優香にも注目しておきたい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる