ベルルスコーニ元首相がモデル パオロ・ソレンティーノ最新作『LORO 欲望のイタリア』11月公開

 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』のパオロ・ソレンティーノ監督最新作『Loro(原題)』が、『LORO 欲望のイタリア』の邦題で11月15日より、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが決定。あわせて、ティザーポスターが公開された。

 

本作は、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルにしたエンターテインメント作品。「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノ監督が、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出していく。

 時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用……燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す。

 ベルルスコーニを、イタリアの名優トニ・セルヴィッロが演じ、ベルルスコーニに近づき成り上がろうとする青年実業家・セルジョ役を、リッカルド・スカマルチョが務める。また、妻ヴェロニカを演じるエレナ・ソフィア・リッチは本作の演技が称賛され、2019年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、2018年のナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞を受賞した。

 公開されたティザーポスターでは、両手を広げ自身の歌に陶酔しているベルルスコーニの姿が切り取られ、「トランプなんて子どもだましさ」というコピーが綴られている。

■公開情報
『LORO 欲望のイタリア』
11月15日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:トニ・セルヴィッロ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョ
配給:トランスフォーマー
R-15+/2018年/イタリア/イタリア語/157分/原題:Loro/日本語字幕:岡本太郎
(c)2018 INDIGO FILM PATHE FILMS FRANCE 2 CINEMA

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