川村壱馬×山田裕貴×前田公輝『HiGH&LOW THE WORST』鼎談 川村「夢が詰まった作品」

川村壱馬×山田裕貴×前田公輝鼎談

 『HiGH&LOW THE WORST』が公開中だ。男たちの友情と熱き戦いをメディアミックスで描く『HiGH&LOW』シリーズと、不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』がクロスオーバーした同作は、川村壱馬をはじめとしたTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーらが出演することでも注目を集め、映画に先がけて放送されたテレビドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ系)も話題を呼んだ。

 リアルサウンド映画部では、新しく鬼邪高の全日制に転入した花岡楓士雄を演じた川村、シリーズでもおなじみの定時制の番長・村山良樹役の山田裕貴、全日制の派閥争いからは一線を画する轟洋介役の前田公輝にインタビュー。お互いの印象や、アクションシーン、現場の雰囲気についてまで話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

『HiGH&LOW THE WORST』を川村壱馬×山田裕貴×前田公輝が語りあう!【リアルサウンド映画部インタビュー 】

<リアルサウンドYouTubeではインタビュー特別編も収録!>

川村「絶対やってやる!」

ーー3人それぞれ、役柄と似ていると思うところはありますか?

川村壱馬(以下、川村):楓士雄って、すごくストレートでまっすぐで嘘をつかない性格だと思っていて、表現の仕方は違えど共通するところがあるのかなと感じました。僕の場合も言いたいことは言いますし、曲がったところは許せない。楓士雄ほど明るくないですが……(笑)。そんな口数も多くないので。

山田裕貴(以下、山田):(優しい口調で)じゃあ、どんな感じでしゃべりかけたらいい?

川村:でも、懐くときは懐きますよ。

山田:懐かれなかったらどうしよう(笑)。僕と村山は、あまり小さいことを気にしない性格や「普通でいたくない」という気持ちは似てると思います。この役を4年もやらせてもらってたから、僕が寄っていったのか、村山がちゃんと育って僕に寄ってきたのかわからないんですが。

前田公輝(以下、前田):僕自身はけっこうおしゃべりで、轟は、言葉数が少ないんですが、頭で考えてから行動するという部分は共通している部分しれません。

山田裕貴

ーー山田さんと前田さんは、今まで出てきた『HiGH&LOW』シリーズと『クローズ』『WORST』がクロスオーバーすることについてどう思いましたか? また川村さんはそこに飛び込んでいく心境はいかがでしたか?

前田:僕はもともと『クローズ』は劇場で見ていたんです。映画館に学ランで行って、最初は普通の状態だったのに、見終わって出てくる時には腰パンになっているタイプでした(笑)。

山田:かわいい……。

前田:男4人のグループで観に行ったんですけど、みんなそうなってましたね。

山田:ちょっとゆれながら歩いたり?(笑)。

前田:低めの声で「楽しかったね」とか言い合って(笑)。それくらい好きだったので、その世界観に自分が入れるか不安もありましたが、轟としてまた出演が決まったのもうれしかったし、自分が青春時代にスクリーンで観ていた鳳仙学園と戦える興奮がありました。

山田:僕も『クローズ』や『WORST』は、漫画もDVDも買っていて、友達と観た後に、河原に行って、アクションの真似もしてました。

前田:俺らだけじゃなくて、みんなそうだったよね。

山田:『HiGH&LOW』のことを愛してるし、『クローズ』や『WORST』も大好きだったから、この話が決まったときは、どっちのいいところも無くならないでほしい、相殺しないでほしいって思ったんです。出来上がったものを観たら、まだこれから先もありそうな可能性をたくさん感じました。

川村:僕も原作が大好きですし、映画も観ていました。中学の頃、親とか友達にも、「自分はぜったいクローズでるから」って本気で言っていて。『HiGH&LOW』に関しては、プロジェクトが始まった頃、会社に紙が貼ってあって、それを見たときから気になって、スタッフさんにもHIROさんにも、この作品に関わりたいですってずっと言い続けてきました。

前田:全部有言実行してるじゃん! めちゃめちゃかっこいい!

川村:だから、『HiGH&LOW THE WORST』は、自分にとっても夢が詰まった作品なので、「絶対やってやる!」って感じでした。

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