赤楚衛二が語る、20代の頃からの変化 「できれば30代のうちに、年相応に見られたい」

赤楚衛二が語る、20代の頃からの変化

 赤楚衛二が主演を務める連続ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』が、4月11日よりフジテレビの木曜劇場枠で放送される。

 本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの“野心”と“復讐心”が入り乱れ、人間の内に秘めた“欲望”がむき出しになっていくリベンジサスペンス。リアルサウンド映画部では、フジテレビ連続ドラマ初主演となる赤楚に、ドラマへの意気込みや理想の30代の過ごし方などを聞いた。

「この役者、良かったよな」と思われたい

――今回のドラマは、原作なしのオリジナル作品となります。オリジナルならではの楽しさや難しさを教えてください。

赤楚衛二(以下、赤楚):オリジナル作品の楽しさは、やはりキャラクターをゼロから作り上げていくところにあると思います。参考がないので、すごく自由度が高いなと。あと、役の解釈も原作があるものに比べたら自分でより考えていかないといけないところが大変でもあり、楽しいところだなと思います。だからこそ、全ての責任がかかってくる。監督が役の動機や、どう見せたいかを丁寧に話し合ってくれるのは、すごく安心できますね。自分が1番このキャラクターのことを理解してないといけないという思いは、オリジナル作品だからこそ持っていないといけないなと思っています。

――では、今作は演じ手としてもチャレンジになりそうですね。

赤楚:チャレンジになりますね。今作はだんだんと物語が大きくなっていって、重みが増していくので、役として抱えるものも、どんどん大きくなっていくんです。今、途中まで台本を読んでいるのですが、「ここまでやるのか」と思うくらいです。そういうプレッシャーはありますね。

――座長として、どんな現場にしていきたいですか?

赤楚:引っ張っていくようなキャラクターではないので、どうしていこうというのはおこがましいなと。でも、やはり全部撮り終わったあとに「この役者、良かったな」と思ってもらえるように、なるべく周りの人とコミュニケーションを取りつつ、笑いが起きる楽しい現場にできたらなと思います。現時点でも、すでに楽しいですよ。緊迫感のあるシーンを撮っているときもあるのですが、皆さん比較的オンオフがはっきりしているので、締めるところは締めるみたいな感じで、すごくやりやすくさせていただいてます。

――共演する錦戸亮さんの印象を教えてください。

赤楚:錦戸さんとのお芝居は、まだ一言交わしたぐらいなんですけど、力が抜けていて、フラットで優しくて……頼もしい方だなと。それから、すごく周りを見られているなという印象があり、学ばせていただくことが多いです。

――ライバル関係を演じるおふたりのシーンでの見どころは?

赤楚:本当に持っているものがすべて違っていて。でも、同じく野心は持っている。そんな中、正反対の2人が対峙し合う感じなんです。その中でも見どころとなるのは、錦戸さん演じる郁弥が何を考えているのかというところだと思います。おそらく視聴者の方は海斗目線になるのではないかと。その立ちはだかる郁弥に対して、海斗がどうやって攻めていくのか、どのように対峙していくかがターニングポイントになってくると思うので、その辺りはバチバチにやっていけたらなと思います。

――バチバチにできそうですか?

赤楚:いや、お芝居してみないとわからないですね。まだ、本当に触りのシーンしか撮影していないので、ここから急にバチバチしろと言われてもうまくできないかも。でも、頑張ります。

――ヒロインを演じる芳根京子さんの印象は?

赤楚:芳根さんとは、僕がドラマデビューした『表参道高校合唱部!』(TBS系)以来の共演となるのですが、そのときにご一緒した方とまた共演できるのは嬉しいです。まだ撮影が始まって日が浅いので、掴めていないところも多いんですけど、ビックリするぐらい透明感があって、陽月というキャラクターの説得力がハンパないなと思いながら接しています。役柄的にはかなりドロドロで、着地が想像できないキャラクターなので、第1話を観ている段階で答えまでたどり着ける人はいないだろうなと思っています。それから、少し緊張しますね。

――なぜ緊張するのでしょう?

赤楚:もちろんドラマデビューのときに共演したからというのもありますが、女優さんってキレイじゃないですか(笑)。だから、芳根さんはもちろん、皆さんに緊張するんです。しゃべっていくと慣れていくので、まずはコミュニケーションをとっていきたいです。

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