目的地までAR空間でキャラクターがご案内! ARマップアプリ「Yahoo! MAP」試験導入開始

ARマップアプリ「Yahoo! MAP」試験導入開始

 ヤフー株式会社は3月5日、スマートフォンアプリ「Yahoo! MAP」のiOS版において、AR(拡張現実)を活用したナビゲーションサポート機能「ARモード」を試験的に導入した。

Yahoo! MAP AR(拡張現実)でナビをサポートする機能をご紹介!

 今回追加された「ARモード」は「WWDC2017」で発表されたiPhone iOS11に搭載された、開発者向けのARフレームワーク「ARKit」を使用した機能だ。ARアプリを1から開発するのは多くのコストを要するが、「ARKit」を使用すればモーショントラッキングやスケール、光の検知などARに必要な機能を簡単に構築することができるため、多くのサービスへの転用に期待が集まっていた。また、Unity や Unreal Engine といった主要ゲームエンジンのサポートもしており、エンタメ的な広がりにもつながる新技術だ。

 「Yahoo! MAP」はこの技術を活用し、「Yahoo! MAP」に搭載。カメラで写した実際の風景に、ルートや看板などのナビゲーション要素をビジュアルとして重ねることで、目的地までの方向や距離を立体的に確認することができる。ユーザー自身が歩いた道のりに「足跡」のビジュアルを残すことにより、道に迷いにくくする工夫を施すなど思考を凝らした機能が追加されている。

 また、「足跡」は、通常は「靴跡」のビジュアルだが、使用する頻度によって、「裸足」「犬」など数種類のビジュアルが登場する場合や、目的地に到着すると、Yahoo! JAPAN公式キャラクターである「けんさくとえんじん」の「けんさく」が、手を振って出迎えてくれるなど日々のお出かけを楽しく便利にサポートするアプリ担っている。

 現段階では試験的な導入であり今後もユーザーの使いやすさを高めるため、機能の充実や向上を目指しているとのこと。MRのヘッドマウンドディスプレイなどが普及すると、現在のマップアプリよりも詳細に街の情報を手に入れることができ、役立つ技術として重宝するかもしれない。試験版で使用感を確認しつつ、今後の動向をチェックしたいところだ。

(文=編集部)

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