羽生善治vs藤井聡太の対局も再び!? AbemaTVで羽生の着想から作られた新番組がスタート

羽生善治の着想、新番組がスタート

 AbemaTVの「将棋チャンネル」において、羽生善治竜王の着想から作られた新番組『AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治』を6月から9月にかけて全13回にわたり、毎週日曜夜8時より放送されることが決定した。初回は6月17日夜8時より放送される。

 同番組はトーナメントが中心となる。「永世七冠」を達成し、国民栄誉賞も受賞した将棋界の“神”羽生善治竜王(永世七冠)の着想をもとに、持ち時間5分で開始し、1手指すごとに5秒が加算、持ち時間が切れると負けとなる「AbemaTVルール」を採用。この試合方法は「フィッシャールール」というチェスでも用いられるもので、1対局約30分と初心者の方でも楽しみやすい、スピーディーな展開が見所となっており、トーナメントでは1度の顔合わせで三番勝負を行う。

 今回トーナメントに参加するのは、先日行われた「第31期竜王戦5組ランキング戦」で見事勝利を収め、最年少で七段に昇段した藤井聡太七段をはじめ、14名の選ばれたトップ棋士。予選に参加する12名は、A、B、Cの3ブロック各4名に分かれ対決。三番勝負を2度制した2名が、本戦トーナメントへ進出する。

 予選では、A組に橋本崇載八段、藤井聡太七段、三枚堂達也六段、近藤誠也五段、B組に山崎隆之八段、増田康宏五段、佐々木大地四段、大橋貴洸四段、C組に阿久津主税八段、永瀬拓矢七段、佐々木勇気六段、高見泰地六段が参戦。各ブロックの予選を戦い勝ち抜いた棋士6名は、シード棋士・羽生善治竜王(永世七冠)、久保利明王将の2名と、本戦トーナメントで対局を行い、優勝者が決定する。

 普段とは一味違ったトーナメントを、トップ棋士たちはどう戦っていくのか、そして、羽生善治竜王(永世七冠)vs藤井聡太七段という世紀の対局は、再び行われるのか。将棋ファンにとって見逃せない放送となりそうだ。

羽生善治竜王(永世七冠)コメント

「早指しの『棋戦』というのは公式戦でもあるんですけど、それをもっと速くというのは、なかったというのもあります。10代の頃だと、一手10秒とかで対局したり、あるいは5分切れ負けでやったりとか、あるといえばあるんですけど、切れ負けにしてしまうと、単なる時計の叩きあいになってしまうので、将棋の要素を最後まで残しながら早く指して、それがファンのみなさんに楽しんでもらえるようになってくれれば。初めての試みというところもありますし、どういった反響というか、反応が返ってくるのか楽しみです」

■『AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治』 番組概要
初回放送日程:6月17日(日) 夜8時~
放送チャンネル:将棋
番組URL: https://abema.tv/channels/shogi/slots/9XjV75Qh6SWu9h

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