『アズールレーン』が「艦娘」呼称問題で謝罪 ファン騒然も、素早い対応で沈静化か

 人気スマートフォンゲーム『アズールレーン』が6月3日、公式ウェブ番組で『艦隊これくしょん -艦これ-』などを運営するDMMグループが商標登録している「艦娘」という表記を使用していた問題で、謝罪を行った。

 『艦隊これくしょん』は2013年、ブラウザ版がリリースされた育成シミュレーションゲームだ。大戦下の大日本帝国海軍が運用していた軍艦を始めとする艦艇をモチーフにした「艦娘」たちが人気を博し、さまざまなメディアミックスが行われてきた。現在はDMM.comにて配信されている。

 一方、『アズールレーン』は2017年から中国のBilibili(日本語版はYostar)が配信するスマートフォン向けゲームアプリで、同じく艦艇をモチーフにしたキャラクターが活躍する。その点で、当初から『艦これ』との類似性が指摘され、フォロワー的作品と言われることもあったが、シューティングを取り入れたゲーム性は別物で、日本でも爆発的に人気を広げてきた。

 今回『アズールレーン』公式サイトに掲出された謝罪文によると、5月27日、AbemaTVで放送された『アズレンTV』内の一部提供素材に「艦娘」の表記が、また一部のウェブ宣伝素材に「戦艦少女」という文言が記載されていた。これらについて、6月2日までに配信中の広告をすべて精査し、問題のあるものについては差し止めを行ったほか、未監修(非公式)の広告についても、掲載元に取り下げの依頼を行なったという。

 また原因については、「すべて弊社による監修時のチェックミスが原因」「直近の運営体制の変更および、責任者による継続的かつ徹底した注意喚起ができなかったことにより、今回の事態が発生」したとまとめた。最後に、「今後同様の事態が発生しないよう、チェック体制の強化及び弊社スタッフへの再教育、協力会社へこれらの文言を使用しないように再度周知の徹底を計りたいと考えております」と今後の方針を明かし、「関連会社様並びに、『アズールレーン』のファンの皆様、『艦隊これくしょん』『戦艦少女R』のファンの皆様に御迷惑をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 昨今、人気バトルロワイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS』(PUBG)運営が、ゲームシステムなどの類似性を巡って『荒野行動』、『Fortnite』(フォートナイト)を提訴していることも話題になっており(『荒野行動』においては、広告にPUBGの代名詞的な言葉“ドン勝”が使用されていたことも争点として挙げられた)、ゲーム業界がややセンシティブになっている状況で、問題が大きくならないかと、不安視しているファンも少なくないだろう。

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