VRコンテンツを募る「NEWVIEW AWARDS 2018」、デビッド・オライリーが追加審査員に 松武秀樹賞の詳細も公開

NEWVIEW AWARDS 2018詳細発表

 株式会社Psychic VR Lab、 株式会社パルコ、 株式会社ロフトワークによる共同プロジェクト「NEWVIEW」は、 現在公募中のVRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」の追加審査員と賞の詳細を新たに発表した。

 本アワードはすべてのクリエイターが3次元の空間表現(VR)を手にする近未来に先駆け、 新たな表現やカルチャー・ライフスタイルを追求し「超体験のデザイン」を牽引する次世代クリエイターを発掘することを目的としたものだ。

David OReilly

 今回発表された追加審査員は、アイルランド出身のクリエイター、 David OReilly(デビッド・オライリー)。エラーやノイズといった”グリッチ”を取り入れた表現で、CGアニメーションに革命を起こし、スパイク・ジョーンズのアカデミー受賞映画『her/世界でひとつの彼女』に出てくる架空のビデオゲームを制作して話題を集めた。そんなトップクリエイターが、 世界中からエントリーされたVRコンテンツを審査することなった。

 さらに個別賞の詳細も発表された。今回発表されたのは「松武秀樹賞」「PARCO賞」「DELL賞」の3つだ。

 松武秀樹賞は受賞者が音楽家、シンセサイザー・プログラマー松武秀樹氏に自身の作品のために作曲を依頼できるコラボレーション作品制作の権利+副賞、PARCO賞は、パルコとタイアップしてVRコンテンツを制作できる権利、DELL賞は、インテル(R) Core i9プロセッサーと最新のGeForceグラフィックスを搭載する新世代のALIENWAREノートブック「ALIENWARE 15」に決定した。

 また、松武氏は今回の賞に合わせて2曲のオリジナル音源「NEWVIEW1」「NEWVIEW2」をクリエイターに無償で提供することを発表。「NEWVIEW2」は、ドラムやベースなど、 音源をパーツに分解した形でも提供し、クリエイターがDAWで自由に編曲したり、VR空間に音源パーツを配置したりといった実験的で自由な使用ができるように提供される。音源はNEWVIEWのWEBよりダウンロードが可能。アワードには誰でも参加可能なので、応募してみてはいかがだろうか。

■募集対象
VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVRコンテンツ作品が対象。 制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、 ゲームエンジン、 DAW  etc.)を使用することもでき、すでに発表済みの作品も応募可能。

STYLY Official Site: http://styly.cc/

■賞について
・ゴールド / Gold  (1作品) 賞金 20,000USD
・シルバー / Silver  (3作品) 賞金 5,000USD
・PARCO賞(1作品):PARCOとタイアップしたVRコンテンツを制作できる権利
・KALEIDOSCOPE賞(1作品):Kaleidoscope賞の受賞証明書、 1ヵ月のインターンシップ
・松武秀樹賞(1作品):松武秀樹氏に作曲を依頼できるコラボレーション作品制作の権利+副賞
・DELL賞(1作品):プレミアムゲーミングノートブック ALIENWARE 15
・CINRA賞 (1作品):後日発表

■スケジュール
・募集期間:2018年6月1日(金)~ 2018年7月31日(火)12:00(日本時間正午)
・一次審査結果発表(ファイナリスト40作品選出予定):2018年8月末予定
・ファイナリスト作品展示会:2018年8月末予定 会場:GALLERY X BY PARCO
・最終審査結果発表:2018年10月上旬予定

(文=編集部)

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