乃木坂46 若月佑美、欅坂46 菅井友香……個性的な“特技”で輝くアイドルたち

 アイドルの自己紹介にはアピールポイントが必須だ。趣味であれ、特技であれファンに対して印象付けるため、ほかアイドル、メンバーとは違った自身の個性を見つけアピールをしなければならない。グループ結成当初であれば、なおさらファンに名前を覚えてもらうため過剰なアピールも必要になってくる。

 乃木坂46を例に挙げれば、白石麻衣は結成当初マヨネーズ好きということから「4次元から来ましたマヨラー星人、19歳白石麻衣です」というキャッチフレーズを使用していた。しかし、キャラ設定を間違えたことに気づいた白石は、後にこのフレーズを全くやらなくなる。「マヨラー星人って何?」という自問自答に行き着くのだ。(参考:乃木坂46・白石麻衣、新たなキャラ設定に?「23歳、レース素材星人です」

 アイドルの趣味や特技は本物でなければファンから見透かされてしまうもの。同じ乃木坂46の若月佑美は公益社団法人「二科会」が主催する美術展「二科展」に2012年より5年連続入選している。幼少の頃より絵画教室に通っていた彼女は、グループのコラボカフェ「乃木坂46 カフェ2015~命は美しい~」ではオリジナルグッズのデザインを手がけ、自身が主演を務めた舞台『ヴァンパイア騎士』のポスターイラストも担当している。昨年放送の『乃木坂46時間TV 2nd』内では彼女のこれまでの二科展入選作品と未発表作品が公開され、作品の深いテーマ性と若月の研ぎ澄まされた感性が垣間見えた瞬間であった。

 グループのキャプテンに就任した欅坂46の菅井友香。ライブでMCを回すことが多いにも関わらず「か行」が言えない滑舌の悪さ、軽井沢に別荘を持つお嬢様、というもはや“キャラ渋滞”ともいえる状態にある彼女は、馬術という特技も持っている。『欅って、書けない?』(テレビ東京系)でも度々紹介されてきた特技だが、今年1月に放送された『炎の体育会TV』(TBS系)でその真価が明らかになった。馬術歴10年の彼女は欅坂46の活動と並行しながら、3カ月間コーチの厳しい指導のもと初の障害練習を重ね『馬術ジャパンオープン』に挑んだ。国際大会への推薦も見据えたこの大会で22選手中7位に入賞。一瞬でも馬と呼吸が合わなければ落馬し大怪我を負うこともある障害競技で、飛ぶことの難しい200点のジョーカー障害も成功させ馬との見事なコンビネーションを見せた。多忙を極める中、先日3月5日に開催された『第23回 東関東馬術大会 第17競技 標準障害100』にて優勝したことでも話題になっている(参考:株式会社東関東ホースプロジェクトのSNS投稿)。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる