亀と山P、二人が育んだ“同志”の友情 Mステ前にユニットの魅力をおさらい

 KAT-TUN亀梨和也と山下智久によるスペシャルユニット“亀と山P”が、5月17日にシングル『背中越しのチャンス』をリリースした。ふたりは、約12年前にもドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で共演。それぞれの役名をとって“修二と彰”として『青春アミーゴ』を発表。累計出荷枚数は200万枚を突破するメガヒットとなった。今回の『背中越しのチャンス』も、ドラマ『僕、運命の人です。』(日本テレビ系)での再共演をきっかけに誕生したもの。前作同様、ヒットを記録するか注目が集まっている。亀梨と山下、ふたりがユニットを組むことで見えてくる魅力について、芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。

「クールで努力家な亀梨さんと、奔放で天才肌な山下さん。個性がハッキリとしているふたりが並ぶと、お互いの良い部分がより鮮明に浮き上がるように思います。10代の頃は距離があったと語られているふたりですが、5月7日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)では山下さんがゲストで出演し、『野ブタ。』の前にお互いの好きじゃない部分を伝える、話し合いをしていたことを明かしました。ところが、山下さんから亀梨さんには“1匹オオカミぶるな。もっとこっち来てくれよ”と伝えたそうですが、亀梨さんから山下さんへのクレームは特になかったのだそう(笑)。むしろ、“昔から亀は褒めてくれる”と話し、結局のところ真反対な性格を理解するのに時間が必要だったということなのでしょう。番組では、先日ふたりでロスに行った思い出話も。一緒にお酒を飲んでいたと思ったら、急に亀梨さんがいなくなったのだそう。山下さんが心配すると、大きなタコスを手に「食べちゃった!」と戻ってきたというのです。相変わらず一匹オオカミなところがある亀梨さんと、その姿をかわいく思える余裕を身につけた山下さん。大人になったからこそわかり合える友情が、ふたりの飾らない魅力を引き出しているのだと思います」

 5月19日深夜には、スペシャル番組『亀と山Pとクリームシチュー』(日本テレビ系)が放送された。ふたりが車に乗り込んで、運命の場所を巡るというドライブ旅の様子は、さらにプライベートなやりとりを感じさせる雰囲気だった。

「タイトルのクリームシチューは、亀梨家の味。ジャニーズJr.時代に、山下さんや錦戸亮(関ジャニ∞)さん、生田斗真さんなど、そうそうたるメンバーが亀梨さんの家にシチュー狙いで遊びに行っていたというのは、ファンの中でも胸熱なエピソードとして知られています。そんなクリームシチューを『野ブタ。』のロケ地・旧竜泉中学校の屋上でふたりで食べるシーンは、グッとくるものがありましたね。それぞれ別のグループとしてデビューを果たし、センターを務め、厳密にはKAT-TUNは充電期間中ではありますが、今はふたりともソロで活躍しているという共通点もあります。ユニットを組んだ相方であり、ライバルであり、友人であり……、そしてトップアイドルとして歩んできた同志というかけがえのない存在になっているのでしょう。『背中越しのチャンス』を歌う姿を見ていると、ソロとは違ったパフォーマンスを楽しんでいるように感じます。亀梨さんが“ス”、山下さんが“キ”を体で表現したり、エアギターを披露したりと、遊び心に溢れた演出も満載。サビの部分は、みんなで一緒に踊れるような振り付けになっているのも特徴です。ファンも巻き込んで、期間限定ユニットを最大限に楽しもうとしているのではないでしょうか」

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