SUPER★DRAGONが明かす、新しい表現とグループの今「ひとりひとりの心をどう掴んでいくか」

SUPER★DRAGONの“新たな個性”

 超特急やDISH//を輩出した「EBiDAN」から誕生し、今年1月にデビューアルバム『1st Impact』をリリースして以降もますます人気上昇中のダンス&ボーカルグループ、SUPER★DRAGON。彼らが最新シングル『ワチャ-ガチャ!』を完成させた。これまでダブステップやヘヴィ・ロックを取り入れたエッジの効いた音を得意としていた彼らだが、TVアニメ『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド〜機動救急警察〜』(TBS系)の主題歌になった表題曲の「ワチャ-ガチャ!」は、いつになく明るく元気いっぱいに弾ける姿が印象的なポップチューン。その中で、それぞれに魅力的なカラーを持つ9人の個性が、ワチャ・ガチャ!と弾けるような雰囲気が楽しい楽曲になっている。そんな新曲の魅力について、そして4thワンマンを経て新たな場所へ向かうグループの今について、9人に訊いた。(杉山仁)

 「新しい経験がたくさんできている最中」(毅)

ーー2017年ももう半分が過ぎましたが、今年は1月のアルバムデビューにはじまって、新しい出来事がたくさんあったんじゃないかと思います。みなさんにとって、ここまでの半年間はどんな期間でしたか?

毅:去年も色々と新しい挑戦をさせてもらいましたけど、今年もアルバム発売に向けての(年長組ファイヤードラゴンと年少組サンダードラゴンに分かれての)『Road to Real』ツアーの後半戦があったり、アルバムが出たり、そこから4thワンマンもあったりして、この半年間もまた新しい経験がたくさんできている最中ですね。

ーー中でも印象に残っているのはどんなことですか?

颯:それは色々ありますけど……。やっぱり、4thワンマン『NUMBER 9 TOUR』で挑戦した新たなダンス=ライトフィート! 『Road to Real』のツアーが終わってから、個々のスキルを磨いたり、それぞれに新しい挑戦をしたんですけど、その中でライトフィートにみんなで挑戦して、僕たちファイヤーはシュートリックを、サンダーがキャップトリックを披露しました。

ーー僕も4thワンマンを見せてもらったんですが、本当に高度なダンスパフォーマンスになっていましたね! 練習も相当大変だったんじゃないかと想像しました。

颯:僕ら自身、最初は「できないんじゃないか?」と思っていたんですけど、練習してみたらどんどんハマっていって、徐々にできるようになって。僕は小さい頃からサッカーをやっていた経験が活かせたのかな、とも思います(笑)。本番は緊張もあって失敗もしましたけど、それもバネにして、「また頑張っていこう」と思いましたね。

彪馬:僕たちサンダーが挑戦したキャップトリックの場合は、これまでもジャンくんがキャップを使ったダンスを見せてくれたことがあったので、シュートリックよりは馴染みがあったんです。でも、それをお客さんの前で披露するというのは衝撃的でした。何回も練習して成功率を上げないとお客さんに見せられるレベルにはならないですし、自分たちができる限界まで、つねに高みを目指して練習していきました。あと、ファイヤーのシュートリックでは足に(靴を)入れるパフォーマンスがあったり、僕らは手や足から頭に帽子を投げて乗せたりしましたけど、練習中は僕らもシュートリックの真似をしたりしていたんですよ。

彪馬

ーーなるほど、お互いのパフォーマンスにも興味が出てきたんですね。

洸希:そうですね。それに、『NUMBER 9 TOUR』(の2部公演)ではメンバーそれぞれが特殊能力を披露したのも印象的でした。僕はループステーションで声を重ねて音楽を作ったんですけど、どんな風に聞こえるかを考える必要があって。

ーー完成形を想像して作っていく、ということですね。

洸希:そうなんです。それが難しかったですし、みんなもそうだと思いますけど、「ひとりでパフォーマンスをする」というのも初めてだったんで、正直心臓はバクバクで(笑)。でも、不安もありながら楽しさもあって、すごくいい経験になったなと思います。

ーーみなさんから見て、この半年で特に変化を感じるメンバーを挙げるなら?

玲於:やっぱり、彪馬ですね。表情が……どんどんセクシーになってる(笑)。

全員:(笑)。

玲於:いい意味でエロいというか、惹きつけられるものがある(笑)。

ーー「ワチャ-ガチャ!」のMVでも、彪馬さんがジャケットをはだける仕草がキマっていました。

彪馬:僕は最近、ジャケットをパタパタさせるのがクセになってきているんですよ(笑)。

全員:(口々に)フゥー! カッコイイ!

毅:他には、ジャンが4thワンマンのときにアニメーションダンスをやっていましたけど、最近はそれにさらに磨きがかかってきて……ますます気持ち悪くなってます(笑)。

洸希:いい意味でね!

ジャン:分かってるよ……言われ慣れてるんで。

洸希:あれ、動揺してる(笑)。

ジャン:(笑)。スパドラの中では、まだアニメーションダンスを本格的にやっているメンバーがいないんで、「上手いなぁ」と思ってもらえるように頑張りたいですね。

毅:ダンス&ボーカルグループの中で見てもそうだよね。なかなかいないと思う。

ジャン:あと、最近、颯が叫ぶようになったんですよ! 感情を出すようになった。

全員:あー!!

玲於:特殊能力(笑)。

毅:(笑)。颯は去年一時期活動をセーブしてることもあったので、今は本当にリミッター解除というか、すごく変わっているのを感じますね。前までは少し控え目だったけど、ぐっと前に出てくるようになったというか。

壮吾:覚醒回数が多くなってきているんです(笑)。

――そういえば、この間話を聞かせてもらったときに、颯さんは「表現力をもっと豊かにしたい」と話してくれていましたが、普段もより感情豊かになってきているんですね。

毅:最近は和哉たちにも「ちょっとうるさいんだけど」と言われるようになっているんですよ(笑)。颯がうるさいって言われるなんて、昔なら考えられないことなんですよね。

ジャン:もちろん、今も落ち着いていて真面目ですけど、最近はたまに叫ぶようになってきてる。

壮吾:最近はもう“たまに”じゃないよ!(笑)。

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