KREVA、清水翔太、UVERworld……當山みれいの“アンサーソング”がリスナーの胸を打つ理由

當山みれい、アンサーソングでブレイク

「願い~あの頃のキミへ~」(童子-T「願い feat. YU-A」アンサーソング)…iTunesチャート1位(R&B/ソウル)

「Dear My Boo」(清水翔太「My Boo」アンサーソング)…LINE MUSIC1位、iTunes1位(R&B/ソウル)

「P.S. 等身大のラブソング」(Aqua Timez「等身大のラブソング」アンサーソング)…LINE MUSICデイリー1位、ウィークリー2位、iTunesチャート1位(R&B/ソウル)

 配信、サブスクリプションサービスなどを中心にアンサーソングを次々とヒットさせている當山みれい。「Dear My Boo」のMVは8月21日時点で再生回数720万回を突破し、8月21日には「音色 Regards」(KREVA「音色」アンサーソング)を配信リリース。8月27日には「きみの好きな歌」(UVErworld『君の好きな歌』アンサーソング)の配信も控えている。さらに8月29日には2ndフルアルバム『Answer』をリリースするなど、ここにきて大きな注目を集めている。

當山みれい 『願い~あの頃のキミへ~』

 1998年生まれの當山みれい。中学時代からアメリカで活動をスタートさせ、2013年の夏まで全米トップの名門ゴスペルチーム“Gospel For Teens”に所属。唯一のアジア人としてリードボーカルに抜擢されるなど、様々な経験を積んだ。2013年6月にはシングル『TATTOO』で全米デビューも果たし、DJ和のコンピレーションアルバムのために「Hysteric Girl」「I Wanna No feat. SHUN」を書き下ろすなど、シンガーソングライターとしての才能も発揮。2014年6月に両A面シングル『Fallin’ Out/I Wanna NO feat. SHUN』で、15歳にして華々しく日本デビューを飾り、順風満帆なスタートを切った。

 しかし彼女は、2nd EP『Memories』以降、葛藤の時期を送ることになる。海外のR&B、エレクトロミュージックに精通していた彼女は当然のように「流行の先を行くような楽曲でシーンを引っ張りたい」という思いを抱くのだが、最先端の洋楽とリンクさせたトラック、英語を多用したリリックは、高いクオリティを実現したのにも関わらず、日本のマーケットのなかで思うような結果を得るまでには至らなかった。その後、彼女は約2年半の“潜伏期間”へ。

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