Hump Backがチャットモンチーから受け取った“青春”のバトン 万感の思いで迎えた東京公演

Hump Back、青春を叫んだ東京公演レポ

 この夏、Hump Backを初めて観た。7月22日、アスティとくしまにて開催されたチャットモンチー主催『チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018~みな、おいでなしてよ!~』。2日目のトップバッター、与えられた25分に全身全霊を込める。チャットモンチーのカバー「湯気」からスタートしたライブは、バンドの内包する熱さとチャットモンチーへのリスペクトが伝わってくるパフォーマンス。トリを飾るチャットモンチーのライブで、美咲(Dr)が「恋の煙」「湯気」をバンドメンバーの一人として叩いていたのも感慨深い光景だった。

Hump Back

 しかし、最も心を揺さぶったのは、チャットモンチーのコピーバンドから始まったHump Backにとって、チャットモンチーは夢と青春の全てだったこと、そしてこれからはHump Backが誰かの青春になるという林萌々子(Vo/G)の涙ながらの宣誓。同じ青春を過ごしてきたであろう会場のファンの心をガッチリと掴み、「星丘公園」ではまるでホームグラウンドで行うライブのような盛り上がりを見せていた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ライブ評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる