KinKi Kids 堂本剛、年末恒例コンサート休止への本音 新曲は今のキンキとファンを示すかのよう?

 KinKi Kidsが12月19日にリリースする最新シングル『会いたい、会いたい、会えない。』とは、今まさにKinKi Kidsとファンを示しているような曲だ。先日、20年以上にも渡って続いてきた、年末恒例のドームコンサートの休止が発表された。昨年6月に突発性難聴を発症した堂本剛の体調に配慮しての苦渋の決断であることは、ファンも重々承知だ。だが、それでも1月1日生まれの堂本光一を、みんなで祝うことができる特別なイベントであること。そして、体調が心配される今だからこそ、堂本剛を直接見舞いたい……そんなファンの“会いたい”という想いは変わらない。

 一方、堂本剛も『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)12月3日放送回で「僕としてはね、立ちたかったんですけれどもね」と、今回の休止について想うことを語った。「音響障害というね、障害を持っちゃってるから。いわゆるドームに立てないことはないんですけども何をやるかで、その障害が大きく出るか出ないかというところで……」。ファンも堂本も“会いたい“は募る一方で、今年は“会えない”という厳しい現実。

 「無理してでも立ちたい」と、オーケストラ編成で挑んだ2017年末から2018年始にかけて行なわれた『KinKi Kids CONCERT 20.2.21 -Everything happens for a reason-』は、今のKinKi Kidsの最善を尽くしたいという気持ちが、痛いほど伝わってくるコンサートだった。そうした演出次第ではドームに立つことも可能だが、やはり無理というのは、ここぞというときだけのもので、それを長く続けていくものではない。

 「頭の中ワンワン鳴ってるような状況なんで。歌えないという言い方も変ですけど、自分で何歌ってるか、わからないっていうのがあって」「求めていただいているそこに辿り着こうと思うと、障害を持つ前の自分に、過去に戻らないと、それを叶えることができないんですよね」と、現状について赤裸々に語る。

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