乃木坂46 齋藤飛鳥ら“だいたいぜんぶ世代”がグループの中心に? 新成人メンバーの躍進を振り返る

 乃木坂46の新成人メンバーが、1月11日に乃木神社にて成人式を行なった。グループの結成年、白石麻衣や松村沙友理らが参加した2013年より毎年恒例となっている成人式も、本年で7回目を迎える。今年成人式に参加したのは、1期生から齋藤飛鳥、2期生から伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、3期生から梅澤美波、4期生から田村真佑。和田まあやは、舞台『ユニコーン』上演スケジュールの都合上、欠席となった。

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 2015年に西野七瀬や桜井玲香らが参加した年には「華の94年組」と呼び、星野みなみや樋口日奈らが参加した昨年は、白石麻衣の写真集『パスポート』が大ヒットの最中であったことから「白石越え目指し世代」。そして、今年は1期生から4期生まで全ての期生メンバーが揃っていることから「だいたいぜんぶ世代」と現在開催中の企画展『乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展』にかけて名付けられた。

 式の中で齋藤も触れているが、1期生は齋藤、和田で全員が成人式を迎えたことになり、実質1期生から4期生が成人式の場に揃うのは最初で最後ということでもある。結成当時、最年少メンバーだった齋藤が、年長メンバーの白石と共にエースとしてグループを牽引しているのは、乃木坂46の層の厚さとこれからも続いていくグループの人気を確信させる。

 そう期待させる要素のひとつとして、昨年からの齋藤の躍進が大きい。昨年8月に発売された21thシングル『ジコチューで行こう!』で2回目の単独センターを任された齋藤は、グループ初となる全国ドーム&スタジアムツアー『真夏の全国ツアー2018』の先頭に立ち、ツアーを成功に導いた。10月には初の映画出演で、ヒロインに抜擢された『あの頃、君を追いかけた』が公開に。12月にはドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)でフィーチャーもされた。その番組内では、現在アジア進出が活発化している乃木坂46の中でも、ミャンマー人の母を持つハーフの齋藤が入り口としてのキーマンとして存在していることが示されており、運営スタッフからの期待値の高さが伺える。ほかにも、報道番組『news zero』(日本テレビ系)への出演、『LINE NEWS Presents「NEWS AWARDS 2018」』「アイドル部門」での受賞、『「はたちの献血」キャンペーン』『だいたいぜんぶ展』『成人式』と3日連続での会見出席、今月からスタートするドラマ『ザンビ』(日本テレビ系)の主演……と、多くのトピックが彼女の人気、ポテンシャルの高さを物語っている。

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