深川麻衣、生駒里奈、西野七瀬、市來玲奈……乃木坂46卒業生がそれぞれの道で輝かせる個性

 2018年、乃木坂46から生駒里奈を始め、西野七瀬、若月佑美など8名のメンバーがグループを卒業していった。乃木坂46はデビューから7年が経とうとしており、卒業生も優に20名を超える。乃木坂46にとって2018年は全国ドーム&スタジアムツアーを成功させ、『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)にて大賞を連覇するなど実りの多い年であったが、一方で卒業生も様々なフィールドで活躍を見せた年であった。

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 まず、乃木坂46のマネジメントを行う乃木坂46合同会社が、卒業生も所属タレントとして扱うようになったのは、メンバーにとっての環境が大きく変わったことだ。2017年にグループを卒業した中元日芽香と伊藤万理華、生駒里奈はそれぞれ個人のオフィシャルサイトを設立。いずれにも「(C)乃木坂46LLC」のクレジットが表示されている。

 生駒は、グループ所属時に志した舞台女優への道を進みながら、バラエティ番組においても変わらず活躍している。また、1月13日にオンエアされた『行列のできる法律相談所3時間SP』(日本テレビ系)にて、日本テレビアナウンサー・市來玲奈と共演したことも話題に。

 市來は2014年に学業専念のため乃木坂46を卒業。その後、2018年に日本テレビへアナウンサーとして入社。『行列のできる法律相談所』のアシスタントに抜擢されたほか、『news zero』にもレギュラーで出演するなど、1年目にしてスピード出世を果たしている。生駒と市來は同じ1期生でオーディション時から隣同士だった大の仲良し。『行列のできる法律相談所』では、生駒の舞台『トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~』のロケと称してやってくる市來に、生駒がドッキリを仕掛けるという企画が実施された。これまであまり表に出ていなかった市來の素顔を存分に引き出すことに成功し、同時に変わらぬ2人の関係性を感じさせる初共演だった。27日の放送では、生田絵梨花が番組にゲスト出演し市來との共演を果たす。

 グループ卒業後の進路として最も多いのが、舞台やドラマ・映画で活躍する女優としての道だ。若月佑美は昨年11月に行われた舞台『鉄コン筋クリート』で主演を務めたほか、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)や吉野家のテレビCMなど、福田雄一の監督する作品に多く出演。LINE NEWSが主催する表彰式『LINE NEWS Presents 「NEWS AWARDS 2018」』でも、“福田組”として福田の代理で出席するなど、新たな地位を確立している。

 2016年にグループを卒業した深川麻衣は、昨年公開された主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で、「TAMA映画賞」の最優秀新進女優賞を受賞した。今期のドラマでは、朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)、主演を務める『日本ボロ宿紀行』(テレビ東京系)の2作に出演し、今年公開の映画『空母いぶき』への出演も決定。乃木坂46時代、“聖母”と言われた深川の演技は、朝ドラでも深夜ドラマでも、観るものを癒してくれる。

 昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出演をもって乃木坂46を卒業し、2月24日に卒業コンサートを開催するのは、西野七瀬。エースとしてセンターに立ってきた西野は、グループ所属当時から多岐に渡る活躍を見せていた。グループ在籍中も『初森ベマーズ』(テレビ東京)、『電影少女 ~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京)、映画『あさひなぐ』と多くの主演を張ってきたが、卒業後も今期クールのドラマ『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京)にレギュラーとして出演。バラエティ面では、佐藤隆太、博多大吉(博多華丸・大吉)とほのぼのとしたMCを続けている『ライオンのグータッチ』(フジテレビ系)、そして新たに『グータンヌーボ2』(関西テレビ)がスタートした。『non-no』専属モデルとしても継続して誌面を飾っている。絶大な人気を誇る西野だけに、まだまだ発表は控えていそうだ。

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