あいみょんの“ラブ・コール”が実現した対バンツアー 共演者と見せる新たな一面に期待

 あいみょんが、5月17日から開催される対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』のゲストを発表した。今をときめくあいみょんのことだから、同世代の若いアーティストとの対バンだろうと個人的には思っていたのだが、その予想は大きくはずれていた。メンツをよく見ると、ライブタイトルの“ラブ・コール”とは彼女の好きなアーティストを集めたということか! と納得できる顔ぶれになっている。今回のツアーに出演するアーティストは以下の通りだ。

あいみょん『瞬間的シックスセンス』

・HY
・マカロニえんぴつ
・木村カエラ
・My Hair is Bad 
・竹原ピストル
・ORANGE RANGE
・amazarashi
・DISH// 
・平井堅 
・石崎ひゅーい  

 名前を見ればわかるように、豪華なアーティストであることは然ることながら、あいみょんを語る上では欠かせない人物の名もちらほら。ファンにはたまらないラインナップになっているのではないだろうか。

 正直なところ、あいみょんがここまでのアーティストと肩を並べるアーティストになるとは思っていなかった。確かに2015年発売の『貴方解剖純愛歌 〜死ね〜』を聴いたときに、独特な世界観を表現した毒気のある歌詞をここまでキャッチーに歌うことができるのかと衝撃を受けたし、絶大な人気を得ていくことを確信していたものの、売れるにはまだ時間がかかるだろうと思っていた。しかし、性別問わず様々な視点から詞が書ける柔軟な感性と幅広い表現力によって、ドラマや映画などの主題歌に次々と抜擢。急速に人気は拡大し、今や椎名林檎やaikoといった往年の女性シンガーに劣らない人気と実力を兼ね備えたアーティストへ成長している。

 筆者のあいみょん観を簡単に述べたところで、今回のツアーの話をしていこう。今回の見所になるのはやはり、さまざまなアーティストたちとの共演を観られるということだ。これまでは、きのこ帝国のツアーファイナルに出演したり、自身初の企画『いざ、尋常に』で日食なつこ、sympathyと共演するなど、音楽性の繋がりを感じられるアーティストとの共演が多かった。しかし同ツアーの共演者を見てみると、ジャンルや性別を問わず多種多様な顔ぶれが揃っていることがわかる。ここまでバラエティ豊かなアーティストたちとの対バンはなかったのではないだろうか。

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