米津玄師、SIRUP、Suchmosらに続く? Honda CMで注目される“サバプロ”の魅力に迫る

Honda CMで注目される“サバプロ”とは?

 Survive Said The Prophetの楽曲「Right and Left」がHondaシャトルのテレビCM「たいせつを知る人の。」篇に使用され、注目を集め始めている。

シャトル TVCM「たいせつを知る人の。」篇

 HondaのCMソングといえば、過去にはSuchmos、Nulbarichなどが起用され、それぞれ「STAY TUNE」「NEW ERA」といった楽曲とともにバンドの知名度底上げに一役買った。今年初頭もSIRUPの「Do Well」Honda「VEZEL TOURING」篇に使用され、反響を呼んだことは記憶に新しい。また、ONE OK ROCKやMIYAVI、米津玄師、サカナクションなどすでに人気のアーティストの楽曲も多数起用されており、そのアンテナの高さは注目に値するものがある。

 今回のSurvive Said The Prophetの場合、SuchmosやNulbarich、SIRUP同様に新進気鋭アーティストのフックアップという側面が強く、そのセンスに対してYouTubeのCM動画コメント欄には称賛の声が多数寄せられている。

 さて、Survive Said The Prophetに対する注目度の高さは今に始まったことではない。彼らは昨年、劇場アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道』の主題歌に「NE:ONE」、テレビアニメ『BANANA FISH』の第1クール・オープニングテーマに「found & lost」、同第2クール・エンディングテーマに「RED」がそれぞれ採用され国内外のアニメファンの間でも話題に。この7月からスタートのアニメ『ヴィンランド・サガ』(NHK総合)のオープニングテーマに新曲「MUKANJYO」を提供したことも、つい最近話題になったばかりだ。

 またHondaのCMソングにも使われている「Right and Left」は、今年3〜5月に放送されたWOWOWオリジナルドラマ『虫籠の錠前』の主題歌としてもオンエアされている。アニメを通じての国内外への波及、さらには鈴木拡樹や清原翔といった人気俳優が出演するドラマ経由での一般層へのアピールと、この1年ほど彼らの快進撃はとどまることを知らない。

 もちろん、これはロックフィールドの“外側”だけの話ではない。昨年9月にリリースされた最新アルバム『s p a c e [ s ]』はスマッシュヒットを記録。この春からは全国47都道府県ツアー『Now more than ever Tour』もスタートし、すでに各会場に足を運んだというファンも少なくないはずだ。

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