日向坂46 濱岸ひよりは、メンバーの心を癒す存在? 繊細さと優しさを兼ね備えた魅力に迫る

 日向坂46の濱岸ひよりが、体調不良のため活動を休止することを発表した。濱岸の休業を受けて各メンバーはブログで、“濱岸は気遣いのできるやさしい人柄だ”と明かしている。そんな濱岸は日向坂にとってどういった存在なのか、改めて考察してみたい。

日向坂46『ドレミソラシド』(通常盤)

 濱岸ひよりは、福岡県出身の現在16歳。けやき坂46(以下、ひらがなけやき)の二期生として加入した当時、グループ最年少となる14歳だった。スライム作りを得意とする濱岸は、はにかんだ笑顔が印象的で、「ばいころまる〜」などの独特のワード、幼稚園児のコスプレをも着こなす溢れんばかりの妹感があった。一方で高身長というギャップも兼ね備えており、みんなからは「ひよたん」の愛称で親しまれている。

 3歳の頃から姉の影響でクラシックバレエを始め、小学校の卒業文集では将来バレエの先生になりたいと書いたほどバレエ一筋だった濱岸。そんなバレエを辞めてまでアイドルになったのは、長濱ねるがきっかけだった。元々可愛い女の子が好きだった濱岸だが、長濱と出会ったことで、ひらがなけやきというもう一つの好きなものを見いだしたのだ。ひらがなけやきのオーディションを受けた理由について、バレエと同様にみんなの表現が一つに向かっている「その世界観と表現力が好きだから」(『MARQUEE』vol.123)と答えている。

 パフォーマンスに関しては、バレエで鍛えたしなやかなダンスに加え、高低音共にでる美しい歌声が特徴的。二期生の曲「最前列へ」などを聴くと、平手友梨奈に近いの歌声だと感じる。歌唱メンバーの中心になり得るポテンシャルを秘めているのだ。

 また、普段の彼女はおしゃべりであることで知られている。なかでも地方出身同士である二期生の河田陽菜とは名コンビで、楽屋では様々な“ごっこ”を開発しては寸劇をして無邪気に遊んでいる。さらに、濱岸自身「『何を考えているか分からない』とよく言われます。自分でもそう思います」とブログに綴っているように、気まぐれな一面も持っている。同じ二期生の渡邉美穂は、ブログで濱岸の16歳の誕生日を祝った際に、好きなところを10個挙げていた。

1.明るくて無邪気なところ
2.でも実は色々考えながら行動しているところ
3.面白すぎるところ
4.好きなことにはとことん一途なところ
5.行動力があるところ
6.ブログがとてつもなく短い時があるところ
7.意味のわからない言葉を生み出すカリスマ性
8.いつも私を気にかけてくれるところ
9.『Yes』と『No』をちゃんと言えるところ
10.人の喜びを自分のことのように喜ぶところ

 そんな濱岸であるが、番組になると内気。彼女自身が「いろんな人に『素を出しほうがいいよ』と言われるけど、緊張で猫を被っちゃうんです」(引用:『EX大衆』2018年12月号)と述べているように、MCにとっては攻略することが少々難しい性格かもしれない。ただ、バラエティに対応しようとするメンバーが目立つなか、リアリティのある反応を示す濱岸は逆に重宝されている印象だ。実は一番掘り出しがいのあるメンバーかもしれない。

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