Hey! Say! JUMP 山田涼介、『もみ消して冬』での“もうひとつのドラマ” 小瀧望と再共演への期待

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)が、スペシャルドラマ『もみ消して冬 2019夏』になって6月29日に帰ってくる。

「もみ消して冬 2019夏」北沢家復活!!ベストセラー作家となった父・泰蔵の捏造疑惑をもみ消せ!30秒PR 6/29(土)夜9時放送

 2018年冬に放送された『もみ消して冬』は、厳格な教育者の父、天才心臓外科医の兄、才色兼備な弁護士の姉を持つ、主人公・北沢秀作(山田)がなぜか家族の厄介事に巻き込まれ、いつもしりぬぐいさせられる“どコメディ”ホームドラマ。毎週、困った表情を浮かべながらも、果敢に悪戦苦闘を繰り広げる山田の姿が、視聴者のS心をくすぐる、なんともクセになる作品だった。

 物語は、どんどん秀作を追い込んでいき、最終的には取り違えによって北沢家の子ではなかったことも判明。小さなケーキ店を営む吉田家の子だったことがわかると、その庶民的な暮らしにすんなりとなじむ素直な姿もまたいじらしかった。だが、父親のスキャンダルをもみ消すために忍び込んだ秀作はエリート警察官の職を辞さなければならない事態に……。

 そして2019年。家族のために奔走したにも関わらず秀作の立場は、相変わらず家族ヒエラルキーの最下位のまま。パティシエとして心機一転スタートするはずが、ことごとく面接に落ち無職のまま。一方、父はベストセラー作家に、兄はAIドクターに、姉は再び弁護士として、それぞれ逆境をバネに社会的地位を確立していた。

 北沢家にはAIケンジと、その妹AIサユリが持ち込まれ、秀作の生活は再び苦悩に満ちたものに……。予告映像を見ても、そのドタバタな展開はさらにパワーアップ。今度こそ北沢家が完全に陥落してしまうのか、それとも秀作の頑張りによってピンチをくぐり抜けることができるのか、その結末が全く読めない。

 本作の大きな魅力は、山田自身が家族想いであり、他人のために尽くすタイプという役柄とリンクする部分も多いところにある。山田は、自分の誕生日にも関わらず家族との食事に行く場面では自らお店の予約からアテンドするマメな性格。妹からの手紙に感激するなど素直な性格は秀作を彷彿とさせる部分も持ち合わせている。また、メンバーの知念侑李と食事に行くときには、いつも知念に財布を出させないという男気の持ち主であることも有名だ。(知念の小悪魔っぷりが巧みだという説も?)

 さらに、本作では、山田が演じる秀作を慕う警視庁の後輩・尾関光希を、ジャニーズ事務所の後輩である小瀧望(ジャニーズWEST)が務めているのも、大きな見どころ。山田に憧れてきた小瀧にとって、『もみ消して冬』の共演は、ひとつの夢が叶った人生のターニングポイントとも言える。

 ラジオ『ジャニーズWEST もぎたて関ジュース』(ラジオ関西)では、ドラマが決定した際に小瀧が、山田にかしこまったメールを送ったという話を披露している。山田からは「どうした? 望。そんな固くなんなよ。主演食うつもりで来いよ! まあ、食わせねぇけどな」と男前な返事が来て、ますますリスペクトしたという。

 大切な存在に徹底して尽くすことで愛情を示すタイプの山田に対して、小瀧は好きを全面にアピールしていく性格だ。山田にも、もっと仲良くなりたいという想いを直談判する押しの強さがあり、プッシュの強さに雑誌の対談では山田がタジタジになったことも。だが、そんなふうに慕ってくれる後輩を、山田が可愛がらないわけがなく、「クランクアップまでには」と約束していた、小瀧の念願だった“ふたりでごはんに行く仲”にもなれた。

 何を食べたのか、どんな会話をしたのかとラジオで聞かれても「ふたりだけのヒミツです」と答えていた小瀧。どうやら仕事の話が中心だったようで、タイプの違うふたりの真面目な性格という共通点が浮かび上がる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる