ウルフルズの“信念”が一直線に心を射る 『ウルフルズツアー2019』Zepp DiverCity公演振り返る

『ウルフルズツアー2019』振り返る

 いつもどんな時も自分を信じて生きていくというのは容易いことではない。何度も人生の別れ道に立ち、それを乗り越えて生きていく。そんな瞬間に“それでいいんだ”と肯定してくれる誰かがいたら、どれだけ心強いだろうか。

 6月14日、東京Zepp DiverCity Tokyoにて開催された『ウルフルズツアー2019 センチ センチ センチメンタルフィーバー“飛翔篇”』は、次へ踏み出すパワーをこれでもかと受け取った日だった。

着の身着のまま、ソウルフルなパフォーマンス

撮影:Yusuke Satou

 登場したトータス松本が人差し指を高く掲げたのを合図にステージはスタート。導かれたのは、ツアータイトルにも取り上げられている「センチメンタルフィーバー ~あなたが好きだから~」だ。ミラーボールが回転する中、1曲目からフルスロットルな演奏が展開される。それに全力で呼応するように、ファンの顔には満点の笑顔が咲いた。続いて披露されたのは、キラーチューンとして名高い「ガッツだぜ!!」。まだまだ序盤にも関わらず出し惜しみせず名曲を投下できてしまうのは、ウルフルズの強さに他ならない。会場一体となるシンガロングを巻き起こし、会場の熱をより一層上昇させた。

撮影:Yusuke Satou

 息のあった刻みが引き連れてきたのは「かわいいひと」だ。何度もアルバムに収録し長い年月をかけて愛でてきた1曲なだけあり、一音一音にウルフルズが刻んできた歴史の重みを感じる。シンプルなフレーズをかっこよく魅せることができるのは、そういったこれまでの積み重ねがあるからこそ。着の身着のままの心がソウルフルなパフォーマンスを実現しているのだ。

撮影:Yusuke Satou
撮影:Yusuke Satou
撮影:Yusuke Satou
撮影:Yusuke Satou
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撮影:Yusuke Satou
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撮影:Yusuke Satou
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撮影:Yusuke Satou
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 トータスの「アルバムの曲ね、歌ってください」という紹介を受け「パワー」が奏でられた。ハーモニカのソロは、まるで歌っているよう。彼のアカペラで始まった曲は進むごとに広がりを見せ、フルセットのオーケストラのような壮大さを生み出した。

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