EXILE 橘ケンチ、IZAKAYA AOBADAIで「越前福井フェア」開催 「人を虜にする魅力がある土地」

橘ケンチ、「越前福井フェア」開催

 EXILE / EXILE THE SECONDの橘ケンチが11月5日、自身がプロデュースする居酒屋・LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIにて「越前福井フェア」の開催を発表した。

 橘は日本酒通としても知られ、全国の酒蔵巡りや酒蔵とコラボした日本酒のリリース、2018年には13代酒サムライに就任するなど、日本酒文化の発信に力を入れている。「以前開催した日本酒イベントで福井の方とご縁ができ、何度か福井へ訪れるうちに福井が大好きになった。東京にいるとそこまで気がつかなかったが、福井の食材はすべておいしい。うちの店でもできることはないかとずっと考えていた」と話す。

 「越前福井フェア」は女性誌『steay.』(宝島社)とのコラボ企画。『steay.』の最新号では福井特集が組まれ、橘は自ら福井県嶺北エリアの名所や名物を紹介する「福井マップ」を作成。「今回、僕は2泊3日の旅でしたが、1週間くらい滞在したスタッフは、すっかり福井の人並みに詳しくなっていて驚いた。それだけ人を虜にする魅力がある土地」と取材を振り返った。さらに、「福井で体験したことを、なるべく色濃く青葉台のこの場所で伝えたい」と意気込む。10月1日に結婚を発表したばかりの橘は、「妻をいつか福井に連れて行きたい。まずはこの福井マップを見せます」と笑顔を見せた。

 橘もフェアのメニュー開発に関わり、「ちょうど解禁になったばかりの越前がにをメインに据えて展開した」とのこと。ズワイガニのオスは「越前がに」、卵を抱えたメスは「せいこがに」と呼ばれ、福井の冬の味覚の代表格となっている。日本酒とそばを提供するLDH kitchen IZAKAYA AOBADAIは、福井の在来種のそばにも注目。「個性的な福井のそばをぜひ味わってほしい」と話した。また、焼き鯖やソースカツ、厚揚げなど福井で愛されているローカルフードも提供。福井県産新ブランド米「いちほまれ」2合分(約300g)が当たる企画も用意されている(数量限定)。期間中は20種類ほどの特別メニューを考えているといい、「何度来店しても楽しめるよう、料理長にはかなり無茶ぶりしたかも」と料理長に目配せする場面も。

 橘は福井の地酒を「全体的に辛口。ライトで飲みやすい」と評価。「白龍」を造る吉田酒造は女性杜氏が中核を担っており、取材で訪れた橘は「とても感銘を受けた蔵」だという。「紗利」を造る毛利酒造は「20代の若い杜氏が活躍していて新しい。今後も楽しみな蔵」と話す。橘がこれまで2回訪れているという黒龍酒造は、1804(文化元)年創業の日本酒業界を牽引する存在。「他の蔵では見たことないような最先端の取り組みをされていて、こんな蔵があることをみなに知ってほしい」といい、フェア最終日に黒龍酒造社長の水野直人を招いたトーク&ペアリングイベントを予定していることも明かした。水野氏について橘は「威圧されるぐらい存在感があって、男としてかっこいいなと感じる存在。日本酒業界に革命を起こす方だと思っている」と話し、自身もイベントを楽しみにしている様子。

 「越前福井フェア」は、2019年11月9日から11月30日までLDH kitchen IZAKAYA AOBADAI(東京都目黒区)にて開催。トーク&ペアリングイベント・LDH kitchen WALKABOUT 47.JAPAN×steady.『水野直人蔵元を招く<黒龍酒造の会>』の応募詳細は『steady.』12月号(11月7日発売)およびローソンチケットのイベントページで確認できる。

(取材・文=石井かすみ)

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