清野菜名、“昼ドラの顔”として知名度急上昇! 宮崎あおいや長澤まさみに続く大物女優となるか

 「この子、何者?」。2017年に4月に放送された『やすらぎの郷』に続き、現在放送中の『トットちゃん!』に出演している清野菜名。テレビ朝日系列・帯ドラマ劇場への2期連続の出演で、しかも『トットちゃん!』では主演に抜擢されていることもあり、一躍注目を集めている女優だ。最近では、「パーソルキャリア DODA」「ラクスル」をはじめとするCMにも数多く出演し、知名度が急上昇している。

 『トットちゃん!』で演じている黒柳徹子役は、素直で明るい天真爛漫な女の子というイメージで、これまでの清野の役柄にも通じるものだ。今年放送された宮藤官九郎脚本の『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』(日本テレビ系)では、人材派遣会社の営業担当・富田役として、岡田将生演じる坂間正和の怒涛の独り言を笑顔で跳ね返していた。また、バカリズム脚本『素敵な選TAXI』(2014年、関西テレビ)では、「“超”流行ってる!」「“超”かわいい!」と語頭に全て「超」を付けるような、テンション高めの女子を演じた。宮藤やバカリズムの手がけるユーモラスな脚本では、弾けた演技を見せてくれるのだ。

 一方、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。 』(TBS系)で演じた人事課所属の田村小夏警部補役では、序盤は後輩たちにちょっかいを出すような明るい性格だったが、終盤では正反対の性格となり、見事に視聴者を欺いてみせた。加えて、特筆すべきはその華麗な格闘シーンだ。実は清野は、以前から“アクション女優”としても注目されており、『TOKYO TRIBE』のオーディションで園子温監督監督からその素質を見抜かれたという逸話を持っている。その後、押井守監督が手がけた実写映画『東京無国籍少女』では、その才能を開花させ、アクションスキルを遺憾なく発揮した

 彼女の体当たり演技はアクションの領域に収まらない。今年2017年に公開された『ユリゴコロ』では、訳あって娼婦にされてしまう役を、『パーフェクト・レボリューション』では人格障害を抱えた風俗嬢・ミツを演じ、リリー・フランキーとのラブシーンを披露。前述した『TOKYO TRIBE』の時から"脱ぐ"演技にも果敢に挑んでいる。

 明るく弾けた役柄から、本格的なアクション、さらには艶っぽいラブシーンまで演じられる彼女の幅の広さには驚くばかりだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる