壁ドン、キス、バックハグ……! 山田裕貴、『ホリデイラブ』で仲里依紗を誘惑する“野獣”に

 金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日)が、回を増すごとにどんどん過激になっている。第1話から高森純平(塚本高史)と井筒里奈(松本まりか)の濃厚なベッドシーンで視聴者を驚かせた本ドラマ。第2話は高森杏寿(仲里依紗)に黒井由伸(山田裕貴)が近づく展開にて終了。第3話では、壁ドン、キス、バックハグ……と杏寿を誘惑していく、黒井の女たらしっぷりが大いに発揮された。

 里奈の夫・井筒渡(中村倫也)から、リアルタイムで純平と里奈の浮気の報告を受けた杏寿は、すでに純平のどんな言葉も信用できなくなっていた。高森家は、娘・七香(渋谷南那)のために、家族が揃う最後のクリスマスを過ごす。謝罪を装った里奈からの「(純平に)丁寧に愛され、女として求められた」というメールも重なり、沈んでいる杏寿のところに黒井が現れる。「こんな人がいるなんてね。旦那さんから奪いたいよ」「見惚れてる。俺、マジだから。2番目でもいい。待ってるから、俺のところに来てほしい」と甘い口説き文句で杏寿を誘い続ける黒井は、帰ろうとする彼女に壁ドンからのキス。動揺した杏寿は土砂降りの雨の中を走って帰ろうとするが、追いついた黒井は杏寿にバックハグでさらに攻めたてる。杏寿は黒井の手を振りほどくことなく、彼とともにホテルへと足を運んでしまうのだった。

 「私はこのとき、ときめいてしまった」という仲里依紗のナレーションのもと、杏寿と黒井は互いに体を求めていく。自分にときめくことはなかった純平を忘れるかのように、黒井に惹かれていく杏寿の心情が切ない。また、杏寿を落とした黒井の巧みな話術は第2話より片鱗を見せていたが、加えて第3話では強引にも杏寿をホテルへと連れ込む“野獣”の本性を覗かせる。『ホリデイラブ』の地上波放送では、予告の終わりに“真実”としてその回の裏側を描く一幕が映し出される。第3話では、杏寿と一緒に飲んでいた坂口麗華(壇蜜)が急用が入ったと言い、偶然会った黒井に杏寿を任せるワンシーンの裏側だ。“真実”では黒井が真顔で麗華に合図を送る姿が映し出されていた。まさに本性を現した瞬間。まるで狼のようにギラギラとオーラを滾らす山田裕貴の役作りも評価すべきであろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる