濱田龍臣、萩原利久、嘉島陸に注目! ドラマ・映画に引っ張りだこの子役出身俳優

ドラマ・映画に引っ張りだこの子役出身俳優

 幼い頃から子役として親しまれてきた役者たちの活躍に、「もうこんなに大きくなったのか」と驚かされる日々が続いている。それほど子役出身俳優たちが今、ドラマに映画に引っ張りだこだが、演技力、知名度ともに申し分ない彼らは、重宝されてしかるべきなのだろう。なかでも今回は、今期ドラマに高校生役で出演中の濱田龍臣、萩原利久、嘉島陸の3人に注目したい。

濱田龍臣

 『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)で、メガネをかけたインテリイケメン姿を披露するのは、濱田龍臣。濱田といえば、なんといってもNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)で演じた坂本龍馬(福山雅治)の幼少時代役である。当時、濱田は9歳。クリクリとつぶらな瞳で無邪気に笑う姿が可愛らしく、「福山雅治に似ている」としても話題を呼んだ。同年に出演した『怪物くん』(日本テレビ系)では、怪物屋敷の近所にあるアパートに住む小学生・市川ヒロシ役に抜擢。劇中では、主演の大野智と息ピッタリの演技を披露し、2013年に放送された『VS嵐』(フジテレビ系)に出演した際、大野と背比べをする姿もほほえましかった。

『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』より (c)劇場版ウルトラマンジード製作委員会

 2017年にはシリーズ最年少となる16歳で『ウルトラマンジード』(テレビ東京系)に主演し、子役時代の濱田を知らない子どもたちへの人気拡大にも成功。今年に入ってからも『モブサイコ100』(テレビ東京系)で内気でありながら超能力を持つ中学生・モブをおかっぱヘアで熱演するなど、演技の幅を広げてきた。

 そんな濱田が現在演じているのは、英徳学園歴代トップIQの持ち主で、C5の頭脳的存在・平海斗役。チャームポイントともいえる優しい目元をメガネでキリリと封印。神楽木晴(平野紫耀)の暴走を制する様をクールに演じ、また新たな魅力を放っている。6月には、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018」で主演短編映画『ブレイカーズ』が上映されることも決定しており、その勢いはますます加速するばかりだ。

萩原利久

『あなたには帰る家がある』第5話より(c)TBS

 『あなたには帰る家がある』(TBS系)に茄子田慎吾役で出演しているのは萩原利久。小学生時代には『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の“オカレモンJr.”や『週刊こどもニュース』(NHK)で愛らしい一面を見せていた萩原だが、俳優として脚光を浴びたのは2015年に放送された福士蒼汰主演ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)だろう。演じたのは、入院中の女子中学生・山城心音(大友花恋)が恋する素朴な中学生。登場シーンはそれほど多くはなかったものの、病院内でのお祭りデートなど、初々しい恋愛模様に胸キュンする視聴者が続出した。

 その後も『帝一の國』『あゝ、荒野』など話題作に出演を続けてきた萩原が、現在演じているのはユースケ・サンタマリアと木村多江が演じる茄子田夫妻の長男役。自分の家庭を「普通じゃない」と話す彼は常に物憂げで、何かに堪え忍ぶかのような表情には思わず引き込まれてしまう。役者歴も長く、どこか落ち着いた雰囲気を放つ萩原は、19歳とは思えない深みのある演技が魅力。濱田主演の『ブレイカーズ』にも出演しており、“大人への反抗と友情”を描く青春モノでの実力派同士の競演に胸が高鳴る。

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