『ウォーターボーイズ』矢口史靖監督、初のミュージカルコメディ製作 ヒロインは三吉彩花

 矢口史靖監督初のミュージカルコメディ映画『ダンスウィズミー』が制作されることが決定した。ヒロインはオーディションで抜擢された三吉彩花が務める。

 これまで、『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)、『ハッピーフライト』(2008)などを手がけてきた矢口監督が、『ダンスウィズミー』ではミュージカルに初挑戦する。これまでミュージカルに抵抗感があった矢口監督だったが、『ラ・ラ・ランド』を観て、自身で作ってみたいという気持ちになったという。脚本も監督自らが担当する。

 主役に抜擢された三吉は、現在『25ans』や『ELLE Japon』でモデルを務めるほか、女優として数々のテレビドラマ、映画、TVCMにも出演。オーディションでは特技のダンスを生かし、約500人の応募者の中から主役の座を獲得した。ミュージカルシーンのすべての歌とダンスを吹き替えなしで挑戦し、本格的なダンスと歌のレッスンを行ってから本番に挑むという。あわせて三吉がダンスの練習に励むメイキング写真も公開された。

 三吉演じる一流商社で働く鈴木静香は、ある日催眠術師に「曲が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という“ミュージカルスターの催眠術”を掛けられる。その翌日から静香は街中で流れるどんな音楽でも歌って踊ってしまう体になってしまい、術を解いてもらうため、催眠術師のもとへ向かうが……。本作は2019年に公開される予定だ。

矢口史靖監督 コメント

ミュージカル作品を作ろうと思った理由

普通に生活している人が突然歌い出すのって、とても変なことですよね? それが理由でミュージカル映画を見ない人がいるのもとてもよく分かります。誰もが共通して思っている「なぜ急に歌う!? 踊る!?」という疑問に答える映画を作りたかったんです

三吉彩花を主演に選んだ決め手

歌ってよし、踊ってよし、演技もできる。そして主人公のキャラクターにピタリとはまる女優。そんな人を探して果てしないオーディションを繰り返しました。「もしかしたら日本にはいないんじゃないか」と諦めかけた時、三吉さんに会えた。宝物を発見したような感覚でした。

どういう作品にしたいか

ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ観てもらいたい映画です。観終わって映画館を出る時、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。そんなスーパー・エンタテインメント作品にしたいと思っています。

三吉彩花コメント

矢口監督の作品に参加させていただけると決まった時は正直信じられない気持ちでした。
オーディションで出し切った自分の力に自信が無かったので、私を選んでいただいたと聞いてすごく不思議な気持ちでした。
脚本を読ませていただき、歌って踊りながら進んでいくストーリーを頭の中で想像しながら読むのがとても楽しかったです。
静香の性格や仕草がどこか自分自身に似ているところもあり、物語にどんどん引き込まれました。
今はこの作品に向けて毎日沢山の準備をしています。
色々な不安はありますが、まずは自分が楽しむ! そして周りを巻き込む!というのを心掛けてスタッフの皆様、キャストの皆様と最高にハッピーな作品になるように頑張っていきますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■公開情報
『ダンスウィズミー』
2019年、全国ロードショー
出演:三吉彩花
監督・脚本:矢口史靖 
製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース映画

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