岩田剛典「まさかあんなに使用されるとは」 『炎上弁護人』Web記者役の裏側を語る

岩田剛典、『炎上弁護人』記者役の裏側を語る

 12月4日、東京・渋谷のNHKにて、12月15日にNHK総合にて放送のスペシャルドラマ『炎上弁護人』の試写会と記者会見が行われ、真木よう子、仲里依紗、岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)が登壇した。

 同ドラマは、アウトローな弁護士・渡会美帆と、SNSの投稿によって一躍ときの人となった“炎上主婦”・日下部朋美が、弁護士と依頼人という立場を越えて、固い絆で結ばれていくヒューマンドラマ。

 主人公・美帆を真木よう子、主婦・朋美を仲里依紗、2人を追いかけるWebニュース記者・馬場を岩田剛典が演じるほか、岡山天音、片桐はいり、小柳ルミ子、宇崎竜童、小澤征悦らがキャストに名を連ねた。

 作品の冒頭は、朋美がネットに書き込んだ言葉をきっかけに起きるモデルルームの火事から始まる。タイトルが“炎上”だったこともあり、実際に建てたモデルルームを燃やしたという。

 演出を務めた笠原友愛氏は、「数年前、小保方晴子さんや佐村河内守さんの騒動が起きたときにこの企画を考えました。そこから数年が経ち、この2018年もまさに“炎上”がクローズアップされた年であり、このタイミングで放送することができてよかったと思います。ネット上での炎上をきっかけに物語は展開していきますが、弁護士の美帆、主婦の朋美、ネット記者の馬場、3者3様の人間がどのように関わりあっていくのか、人として向き合うのかを見ていただければ。ネットが舞台ではありますが、熱い人間同士のドラマになったと思います」と作品の見どころを語る。

真木よう子

 大手企業の炎上案件をめぐり弁護士事務所を追われ、自宅兼事務所でネットに関する案件を担当する弁護士・美帆。『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)以来の主演作となる真木は、「素の自分にほとんど近い役柄で演じやすかったです。“炎上”というテーマですが、演じていて爽快感がありました」と美帆役について振り返る。

仲里依紗

 アカウント名“マザー・テレ美”として、ネットの注目を集め、美帆に助けを求めるのが主婦・朋美。Twitterのフォロワー数が60万人を超えるなど、SNSを頻繁に使用している仲は、「“炎上”というテーマは、自分の身にとても近いものだと感じました。SNSを楽しんでやっていますが、その一方で何気ない言葉が誰かを傷つけていることもあるんじゃないか、そんなことを思った作品でもあります。自身のSNSのあり方について、ドラマを通していろんな方が感じていただければと」とコメント。

 元YouTuber、現ネット記者という“炎上”を追いかける男・馬場を演じた岩田は、これまでの役柄とは違った“軽さ”を見せている。岩田は「物語の中で変化球を投げる立ち回りでもあったので、非常に楽しんで演じさせていただきました。発信する立場としても、受け取る立場としても、その向こうに“人”がいること、人と人として向き合うことができればと、改めて思いました」と本作で得たものが大きかったことを明かす。

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